キーの位置によってストロークの重さを変更
キーボードのキーストロークは約2.5mmのとやや深めに設定。ホームポジションから入力する場合、キータイプに力を入れる場所が異なる点に着目し、キーの位置に合わせてキーストロークの重さを3段階に調整されているのが面白い。
例えば、親指で押すことが多いスペースキーは一番重いキーに、逆に小指で押すことになるAやSは一番軽いキーとして配置されている。筆者は、比較的打鍵が強く「ターン!」と打ってしまう。以前使っていたノートPCではエンターキー裏の金具を2回折ってしまったほどだ。「LIFEBOOK WA3/W」は、エンターキーが2番目に重く設定されているので折れる気はしない。力がいい感じに吸収されて音も小さくなってとても心地いい。
また、ほかのAHシリーズ同様にキーボード手前側に傾斜を持たせてタイプミスを減らせる「ステップ型キートップ」や、キートップを僅かに凹形状にすることで、キーが自然に指に沿う「球面シリンドリカルキートップ」を採用している。
右下部にはFeliCa対応NFCを搭載
「LIFEBOOK WA3/W」の右下部分には、FeliCa対応NFCを搭載している。「楽天Edy」と「Suica」カード対応のWebサイトでの決済に利用できるほか、普段使用しているSuicaやPASMOも利用歴を照会することも可能だ。
NFC搭載のAndroidスマートフォンを利用することもできる。事前にアプリ「F-LINK Neo for Android」をダウンロードしておく必要があるが、スマホをかざすとアプリが起動し、microUSBケーブルやクラウドサービスを利用しなくともワイヤレスで写真や動画をLIFEBOOK WA3/Wに保存できる。
また、通勤や通学の時にスマホでブラウジングしている人は多いハズ。自宅に帰ってその続きをPCで見たい時は、スマホの「Androidビーム」機能を利用すれば「LIFEBOOK WA3/W」でその続きが閲覧できるのだ。
次回はベンチマークをレポート
「LIFEBOOK WA3/W」は、ハイレゾを再生できるスピーカーやNFCリーダーを搭載しているので、自宅での動画再生や写真整理に、キーストロークの重量調整もあるので文書にも適している。ビジネスとホームユースの両方を取ったノートPCだ。作成次回以降はパーツ構成やベンチマーク結果から見た実際の性能について紹介しよう。