「Xperia Z5シリーズ」レビューの3回目となる今回は、ベンチマークと実測テストで実際の処理性能やバッテリーのもちについてみていこう。
テストを実施したのは「Xperia Z5 SO-01H」と「Xperia Z5 Compact SO-02H」に加えて、ひとつ前のモデル「Xperia Z4 SO-03G」と、コンパクトサイズのXperiaとしてはひとつ前のモデルとなる「Xperia A4 SO-04G」の4機種だ。
Xperia Z5 | Xperia Z4 |
Xperia Z5 Compact |
Xperia A4 | |
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ディスプレー | 5.2型液晶 | 4.6型液晶 | ||
画面解像度 | 1920×1080 ドット |
720×1280 ドット |
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画素密度 | 424ppi | 319ppi | ||
サイズ | 72×146 ×7.3mm |
72×146 ×6.9mm |
65×127 ×8.9mm |
66×128 ×9.1mm |
重量 | 154g | 144g | 138g | 129g |
OS | Android 5.1 |
Android 5.0 |
Android 5.1 |
Android 5.0 |
CPU | MSM8994 オクタコア (2GHz+1.5GHz) |
MSM8994 オクタコア (2GHz+1.5GHz) |
MSM8974AC クアッドコア (2.5GHz |
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RAM | 3GB | 2GB | ||
ROM | 32GB | 32GB | 16GB | |
カメラ | 2300万画素 | 2070万画素 | 2300万画素 | 2070万画素 |
インカメラ | 510万画素 | 510万画素 | 210万画素 | |
バッテリー | 2900mAh | 2930mAh | 2700mAh | 2600mAh |
最大通信速度 | 225Mbps/50Mbps | 225Mbps/50Mbps | 150Mbps/50Mbps | |
無線LAN | 11a/b/g/n /ac(2.4/5GHz) |
11a/b/g/n /ac(2.4/5GHz) |
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防水/防塵 | IPX5/IPX8 /IP6X |
IPX5/IPX8 /IP6X |
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テレビ機能 | フルセグ /ワンセグ |
ワンセグ | ||
指紋認証 | ○ | × | ○ | × |
販売キャリア | ドコモ、au、ソフトバンク | ドコモ | ||
通話時間(3G) | 740分 | 810分 | 700分 | |
通話時間(LTE) | 1160分 | 1180分 | 1080分 | 990分 |
前回も少し触れたが、Xperia Z5とXperia Z5 Compactと、前モデルXperia Z4のCPUは同じオクタコアのMSM8994(Snapdragon 810)を採用している。しかしながら、ベンチマークの結果ではXperia Z5シリーズのほうが優秀なスコアが出やすい傾向が見られた。
同じCPUなのにZ4とは性能差あり
まずは、総合ベンチマークの「AnTuTu Benchmark 5.7.1」と3Dグラフィックのベンチマーク「3DMark 1.5.3285 Ice Storm Extreme」の結果を見てみよう。ベンチマークはそれぞれ3回計測し、平均値を記載している。外気温は23℃で、毎回5分以上の間隔をあけてベンチマークを実施した。
スコアは上から「Xperia Z5 Compact」、「Xperia Z5」、「Xperia Z4」の順で、3モデルともCPUに同じオクタコアのMSM8994を搭載しているにもかかわらず、「Xperia Z4」のスコアが極端に低い。「Xpeira A4」は「Xperia Z3」時代のクアッドコアCPUなので順当な値だ。
なぜ同じCPUで大きい差が出るのだろうか。Antutuのベンチマーク結果を詳しく見てみると、1コアあたりの性能を比較する「Single-thread」のスコアに差は見られないが、複数のCPUコアを活用する「整数演算」や「浮動小数点演算」、「マルチタスク」などの項目で大きく差がついている。ここから、CPUに高負荷をかけた場合の挙動に違いがあると推測できる。
→次のページヘ続く (Z5で放熱性能は向上したか?)
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