大成建設は11月26日、シールドトンネルを繋ぎあわせて大断面のトンネルを構築する新工法「リボルバー工法」を開発したと発表した。
都市部の地下に大きな空間を構築する場合、地表面から掘削する工法では工事用地の確保が難しく、掘り進めるシールドトンネルの技術が必要とされる。とはいえシールドトンネル工法では断面を一定以上大きくするのは難しかった。
新工法では、小断面の円形シールドトンネル(外殻シールドトンネル)を重ね合せて一体化。大断面の覆工体(外殻覆工体)を構築した後に内部土砂を取り除いて大空間を構築する。
この掘削工法は従来の一般土木工法としてトンネル工事への適用が可能であり、大成建設ではトンネルの分岐・合流部などの大空間が必要とされる地下構造物の構築に用いるという。