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地上から掘削できない都市部でも大空間を構築

地下に巨大空間を作る「リボルバー工法」開発

2015年11月27日 16時27分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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リボルバー工法によるシールド分岐部の構築イメージ(左)、小断面のシールドを連結して大断面にする(右)

 大成建設は11月26日、シールドトンネルを繋ぎあわせて大断面のトンネルを構築する新工法「リボルバー工法」を開発したと発表した。

 都市部の地下に大きな空間を構築する場合、地表面から掘削する工法では工事用地の確保が難しく、掘り進めるシールドトンネルの技術が必要とされる。とはいえシールドトンネル工法では断面を一定以上大きくするのは難しかった。

外殻シールドトンネルは2段階に分けて構築し、繋ぎ合わせて外殻覆工体とする 

 新工法では、小断面の円形シールドトンネル(外殻シールドトンネル)を重ね合せて一体化。大断面の覆工体(外殻覆工体)を構築した後に内部土砂を取り除いて大空間を構築する。

 この掘削工法は従来の一般土木工法としてトンネル工事への適用が可能であり、大成建設ではトンネルの分岐・合流部などの大空間が必要とされる地下構造物の構築に用いるという。

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