このページの本文へ

次世代のオフィスコンセプトを公開、2017年には市販予定

会話の単語を自動的に拾って壁面投影、AIが支援する次世代会議スペース

2015年11月09日 17時43分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

次世代のオフィスコンセプト。壁面やテーブル面への投影のほか、ARグラスやスマホなどとも連携動作する

 日本ユニシスとイトーキは11月9日、AIが会議支援を行なう次世代のオフィスコンセプトとプロトタイプを公開した。

 「より高い創造性を発揮する近未来オフィス空間の構築」を目的に、ユニシスのAI技術とイトーキのオフィスデザインを融合させた次世代のオフィス研究「近未来オフィスU&I空間プロジェクト」のコンセプトモデル。2014年11月公開のプロトタイプを進化させた「プロトタイプII」にあたる。

 新たなコンセプトでは、AI技術が会議の進行を能動的かつ柔らかにサポートすること目的としている。会議において発話された文章はリアルタイムにテキスト化、単語に分解された状態で壁に投影される。重要なキーワードはテーブルに表示される。

会議で発話された単語は次々に壁面に表示、重要なものはテーブル面に移動し、付加情報があればすぐに参照できる 

 さらに、AIがキーワードに関連する情報をレコメンドし、会議参加者が情報にタッチすればその情報全体が壁面に投影。基本的にはプロジェクターの応用のようだが、必要な情報を参加者に提供する際にARメガネの併用も行なうとしている。

 参加者ごとの発話量や情報やりとりの順番をAIが学習し、回数を重ねるごとにレコメンドする情報など会議を活性化することができる。両社では、実証実験を経て2017年前半の販売を予定するとしている。

■Amazon.co.jpで購入

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン