省スペースでパワフルなMini-ITXゲーミングデスクトップ
PCIe SSDでゲームも爆速! 「ALIENWARE X51」性能をベンチマークでチェック
2015年10月23日 11時00分更新
デルのゲーミングPCブランド「ALIENWARE」のデスクトップPC「ALIENWARE X51」は、ACアダプター採用による電源供給などにより、筐体の省スペース化と高スペックの両立を実現させたゲーミングモデルだ。
第1回に続き、最上位構成の「スプレマシー」モデルの性能をベンチマークソフトでチェックしていく。
ALIENWARE X51 スプレマシーの主なスペック | |
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CPU | Core i7-6700K(4GHz、最大4.4GHz) |
OS | Windows 10 Home |
メモリー | 16GB(DDR4 2133MHz) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX960 |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe接続) 2TB HDD |
光学ドライブ | なし |
インターフェース | USB 3.1ポート×2、USB 3.0ポート×4、USB 2.0ポート×2、HDMI 1.4出力、ギガビットLAN、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN |
本体寸法 | およそ幅95×奥行318×高さ343mm |
重量 | 5.5Kg |
販売価格 | 21万9980円(税抜き、送料込) |
小型ながらハイパフォーマンス、PCIe接続のSSDにも注目!
ALIENWARE X51は、Mini-ITXマザーボードを採用し、ACアダプターから電源を供給することで、本体幅約95mmと非常にコンパクトな筐体を実現。省スペースのゲーミングPCとはいえ、CPUはオーバークロックが可能なCore i7-6700K(4GHz、最大4.4GHz)、メモリーは16GBで、ストレージは256GB M.2 SSDおよび2TB HDDを併載、GPUはNVIDIA GeForce GTX960など、充実の性能を誇る。OSは最新のWindows 10だ。
PCの総合性能を計測する「PCMark 8」(Home accelerated)のスコアは4865と、非常に高い結果となった。16GBの大容量メモリーを搭載していることもあり、ブラウジングやOfficeでの作業などでモタつくことはまずないと言っていいだろう。ゲームはもちろん、高負荷の動画編集も問題なくこなせるはずだ。
グラフィックス性能の計測に特化したベンチマークソフト「3DMark」の結果は、ICE STORMが「168417」、CLOUD GATEが「24535」、SKY DIVERが「20269」、FIRE STRIKEが「6533」と、こちらも良好なスコアを記録した。GTX960なら、「Grand Theft Auto V」や「METAL GEAR SOLID V : The Phantom Pain」など、グラフィックス描写の負荷が特に高いゲームでも、4K画質など極端に高い設定を選ばないかぎり快適にプレイできる。
実際にオンラインゲームのベンチマークソフトも実行してみた。「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマークソフトでは、解像度1920×1080ドット、最高品質(DirectX 11)の設定でスコアが7069(非常に快適)に。オンラインゲームの中でも屈指の美麗なグラフィックスを誇る同タイトルだが、このスコアなら多人数参加のレイドダンジョンなどもストレスなくプレイできるだろう。
ストレージ性能を計測する「CrystalDiskMark」では、システムドライブとして使われているPCIe接続のSSDと、データドライブとして使われる内蔵HDDの両方を計測。PCIe SSDは順次読み込みが毎秒1565MBと、平均的なSATA接続のSSDを3倍近く上回る圧倒的な速度を記録した。書き込み速度はそれほど速くないが、肝心のゲームに関してはインストール時を除けばほとんど影響しないため、あまり気にしなくてもいい。読み込みの速さを求めるゲームはSSD、大容量のデータを保存する際はHDDというふうに、保存するドライブを使い分けよう。
省スペースPCが欲しいけど、スペックには妥協したくない人に
ALIENWARE X51 スプレマシーは、CPU、メモリー、ストレージなど、グラフィックス機能以外のあらゆる面でスキのないスペックを誇るゲーミングPCだ。これからゲーミングPCが欲しいという人はもちろん、「広い設置スペースはないけどスペックには妥協したくない」、そんなユーザーにも特にオススメしたい。