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ネットギアでクラウド管理の無線LANを始めよう ― 第1回

コントローラーなしでも複数拠点のAPを一元管理

1AP年額8000円で始められるネットギアのクラウド型無線LAN管理

2015年11月16日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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「複数拠点に無線LAN APが増えて管理が大変!」とお悩みのユーザーに朗報! ネットギアの「Business Central Wireless Manager」というサービスを利用すると、クラウドから手軽にいつでもどこでも無線LANを管理できる。

複数拠点のAP管理を効率的に行なうには?

 PCのみならず、タブレットやスマートフォンが増えてきたことで、無線LAN APが複数台に増えてきたという会社が多いだろう。また、支社や営業所に無線LANがあるため、APを中央から一元管理したいというニーズも高い。いずれにせよ、数あるAPをいかに効率的に管理するかは、情報システム部の大きなテーマと言える。

 こうした課題に対して、従来提供されてきたのは、複数のAPを統合管理する無線LANコントローラーという専用のアプライアンスを設置することだ。無線LANコントローラーがあれば、複数APの電波制御やセキュリティ、ユーザー管理などを一元的に行なうことができ、管理者の負担を軽減できる。また、単一拠点でAP間のローミングや資産管理を行なうのであれば、無線LANコントローラーは必須と言えよう。

 しかし、複数拠点にまたがったAPを管理する場合は、コスト面で無線LANコントローラーは選択しにくい。拠点ごとに無線LANコントローラーを置くのは概して高価になるからだ。そのため、数多くの店舗や事務所に1台ずつAPがあるような場合は、有効な管理ソリューションがなかったというのが実情だ。

 これに対して、最近注目されるようになったのは、クラウド型の管理サービスだ。つまり、コントローラーの機能をクラウド上で提供することで、ユーザーはいつでも、どこでもWebブラウザからAPを管理できるわけだ。月額・年額でのサブスクリプションモデルで提供されるので、高価なコントローラーを購入できない中小企業には最適と言える。

Business Centralを使えばコントローラーなしで管理

 ネットギアのBusiness Central Wireless Managerも中小企業向けのクラウド型管理サービスになる。「Business Central Wireless Manager」というクラウドサービスを用いることで、高価なコントローラーを導入しなくとも、複数拠点のAPを集中管理し、モニタリングすることができる。

複数拠点のAPを一元的に管理できる「Business Central Wireless Manager」

 具体的な機能を見ていこう。管理できるAPの数は最大で20万台(!)で、無線LANの構築に必須となるセキュリティ設定(WPA、WPA2、ACL)などを一元的に行なえるほか、ファームウェアの更新なども一元的に管理できる。また、APの出力調整や複数のAPのロードバランシングなどは自動的に行なわれるので、クライアントも管理者も意識せずに、安定した無線LAN環境が実現可能だ。

 企業で重視されるセキュリティ機能も充実している。複数のSSID/VLANを管理できるほか、クラウド上のデータベースを用いることでユーザー認証環境(RADIUS、LDAP、ActiveDirectory)も構築できる。また、接続できるクライアント数を制限したり、ゲストユーザーをログインするための専用ポータルを用意することも可能だ。さらに、不正APの検出機能もあるので、IT部門管轄外のいわゆる“野良AP”を取り締まることもできる。

複数拠点の無線LAN APをクラウド上から一括管理できる

 APの動作やユーザーの利用状況もBusiness Central Wireless Managerから簡単に把握できる。接続されているAPや不正AP、クライアントの通信、トラフィック状況などをモニタリングすることで、障害やセキュリティインシデントへの対応を迅速に行なうことが可能だ。

 管理対象はデュアルバンド対応の「WNDAP660」(IEEE 802.11n 3x3 450Mbps)、デュアルバンド対応の「WNDAP360」(IEEE 802.11n 2x2 300Mbps)、シングルバンド対応の「WNAP320」(IEEE 802.11n 2x2 300Mbps)など3機種の法人向けAPで、今後はIEEE802.11ac対応の製品なども追加される予定だ。

 ライセンス体系はトークン形式で、すべてのAPがトークンを共有する。そのため、APごとのライセンス管理は不要で、1年、3年のライセンスが、1AP、10AP、50APという単位で購入できる。日本国内ではAP1台あたり年額8100円で提供されるので、コントローラーに比べてはるかに安価に無線LAN管理が可能になる。クラウド型管理なので、APが地理的に分散しても問題なし。複数拠点でも気軽にAP管理が可能になる。

 さて、次回はネットギアから借用したAPとスイッチをインターネットにつなぎ、Business Central Wireless Managerで管理するまでを見ていきたい。

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