ドローン大手のDJIが10月14日、三軸ジンバル搭載4Kカメラ「Osmo」のメディア向け体験イベントを開催した。
Osmoはドローンに使われるブレ補正技術を応用したスティック型カメラ。手持ちハンドルの上に三軸ジンバルを搭載し、ジンバルに球状カメラがマウントされた構造で、前後左右に揺れてもブレを抑えるほか、カメラの方向を固定して水平を保つことも可能だ。
カメラは1/2.3型センサーを採用し、最大30fpsの4Kまたは60fpsの1080pの動画および12メガピクセルの静止画が撮影可能だ。
実際にOsmoを使って撮影したカメラマンによると、動きまわる子どもやペットの撮影で使いやすいという。従来なら大掛かりな機材が必要になるブレの少ない映像が気軽に撮影できる点や、小型なので遊具などに入り込める点、レンズの歪みを補正するため編集の手間が少ない点などを紹介した。
筆者はデジタルビデオカメラもほとんど扱ったことがないビデオ初心者だが、Osmoを持ってボタンを押すだけですぐに滑らかな映像が撮影できた。ローアングルの撮影やパン・チルトなどが手軽にできる点に驚いた。撮影後も、映像ソフトでブレ軽減をかけたり歪み補正をする手間がないため、編集作業を短縮できるという。プロ機材並みの映像が初心者でも簡単に撮影できる点や、4Kビデオカメラとしては安価な点は魅力的。運動会やアウトドア、スポーツなどの撮影で活躍しそうだ。