ディズニー・リサーチは9月28日、空気圧のグリップ部を持つロボットハンドを公開した。
ディズニー・リサーチは各種の研究開発を行なっているグループで、CG技術からロボット技術、ディスプレー技術などさまざまな分野で研究成果を上げている。
「3D Printed Soft Skin for Human-Robot Interaction」と名付けられた研究成果はIEEEのロボット技術に関する国際会議「IROS 2015」において公開されたもの。ロボットハンド自体はサーボモーターで動作するが、柔らかい素材でできたキャップが被せられている。
3Dプリンターで制作した半球キャップをロボットハンドに被せているだけでなく、内部の空気を感知するセンサーがあり、どのようなものをどの程度の力で掴んでいるかをフィードバックし、硬いものから柔らかいもの(豆腐)まで落とした壊したりすることなく掴めている。ディズニー・リサーチの技術は映画やアミューズメント、トイまでさまざまな活用がなされているので、色々と期待できそうだ