本物のお城を攻略するイベント『鷹の爪団のSHIROZEME』が11月14日に開催される。舞台は島根の松江城。参加者は甲冑を身につけ、門破り・石垣登り・白兵戦・弓撃ちなど「城攻め」に挑戦する。最高か……。
当時の攻城兵器『行天橋』を使って石垣を登ったり、守り手が射ってくる矢をかわしながら大手門を打ち破っていく。一方、守り手にまわって、新兵として攻めてくる敵から城を守るミッションもあるそうだ。
松江城は、戦国の猛将と名高い堀尾吉晴が1611年に築いた城。全国で現存する12天守のうちのひとつで、城好きのあいだでも人気が高い。城郭研究者の三浦正幸広島大大学院教授によれば、残存する唯一の正統天守閣でもある。
攻城兵器と城はいわば矛と盾、戦術とテクノロジーの結晶だ。松江城は本当に攻めづらかったのか、そして守りやすかったのか。参加者は城としての機能美を堪能しながら、戦術を実際に体感できるというわけ。たまらん。
仕掛人はアニメ『秘密結社鷹の爪』のフロッグマン。本人が島根県出身で、鷹の爪でも「日本で47番目に有名な県」「島根って、鳥取のどのへん? って聞かれた」など自虐ネタを連発して、斜め上なPRに一役買ってきた。
戦国好きも、技術好きも、ただ甲冑を着たいだけの人も、11月は城攻めに参加してみよう。まちがって鳥取に行かないように気をつけて。
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