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突撃!ナベコの「知りたいんだけど、きかせて!!」 第1回

元アイドルでフォトグラファーのJulie Watai氏インタビュー

自撮りのプロにきくモテ写の秘密兵器とは!

2015年09月26日 12時00分更新

文● ナベコ

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アイドルの経歴を持つフォトグラファー・クリエイターであるJulie Wataiさん。セルフポートレートはもちろん、スマホの自撮りもお得意。そんなJulieさんに自撮りのポイントをおききした!

写真のプロがつかう自撮りノウハウを知りたい

 週アスの食いしん坊記者、ナベコが、今回突撃したのは、アイドルの経歴があるフォトグラファーのJulie Wataiさん。
 Julieさんは一眼レフなど本格的な設備でのセルフポートレートもお得意でかつ、愛用のiPhoneで撮った自撮り写真もSNSに頻繁にアップしています。つまり、自分撮り、自撮りのプロですよね。
 そんなJulieさんに、かわいくスマホで自撮りができるノウハウをきいてきました!
 単独取材も多い私は、取材先でレポートとして自撮りで撮影するのはマスト。男性にはピンとこないかもしれないのですが、自撮りで思ったような写真を撮るのは難しいんですよね。どうせなら、自分の魅力を最大限に引き出した“モテ写”を撮れるようになりたいのです(キッ)。

モテ写のポイントはキャッチライトだった

――魅力的な自撮りを撮るポイントを教えてください。

Julie Watai:キャッチライトです。キャッチライトがあるかないかで顔写真はかなり違います。

――キャッチライトってなんですか? バッターがカットした一塁側ファールをライトががんばってキャッチするとか。

Julie Watai:違います。写真を撮ったときに目に入る光のことをいいます。プロの撮影現場では、人物を撮るときに、照明器具やレフ板を使ってキャッチライトを入れています。瞳がキラキラすると顔全体の印象が変わって魅力が増してきます。

キャッチライトとは、つまりこのような瞳の輝きのこと。

――キャッチライトでモテますか?

Julie Watai:(笑)。モテるかもしれないですね。目がキラキラしていると絶対的にかわいいです。キャッチライトが入った写真はSNSにアップしてもいい感じですよね。

――例えばiPhoneで、ふつうに撮影してキャッチライトは入りますか?

Julie Watai:明るい場所であれば、照明の方向に顔をむければ光は入ります。だけど、夜間のイベントとか飲食店とか、暗めの場所での撮影では難しいです。

――暗い場所では難しいんですか。

Julie Watai:はい、iPhoneのインカメラ側って、ライトがついてないですよね。だからどうしても顏に光が当たらないんです。私はよくウロウロして、暗い中でもなるべく照明があたっている場所を探して撮影するんですが、顏に光が当たらないからキャッチライトが入れられないし、夜間の光の感じって、コワく映っちゃうことが多いんですよね。

――私はよく飲食店で自撮りをするんですが……。

Julie Watai:飲食店ってあまり明るくないし、赤っぽいふんわりした光が上から落ちてきてますよね。あれキャッチライトが入らないどころか、頬の影がしわっぽくなって老けて見えませんか?

――ガーン。飲食店での自撮りは非モテ写要素が高かった。

Julie Watai:写真で大切なのは光。最新のiPhoneやスマホは、画素数も上がって写真の性能自体はとても良くなってきてますが、光がないとどうやってもキレイにならないですよね。

暗い場所でもキャッチライトがつくれるアイテム『セル*キラ』

――Julieさんは暗い場所でもキャッチライトをつくれる、自撮りの秘密兵器たるアイテムをお持ちとおききしました。

Julie Watai:これです。この『セル*キラ』は、スマホに装着できる照明機材で、暗い場所でもキャッチライトを入れることができます。自撮り用に最適なライトがあったらと私が発案して、クラウドファンディングサービス“kibidango(きびだんご)”のプロジェクトで開発しました。ただ今支援を募っている段階です。

『セル*キラ』はただ今“きびだんご”でサポーターを募集中。支援コースは、早期締め切り限定の3980円からありました。

――コンパクトのような見た目ですね。

Julie Watai:それはイメージしました。照明機材といってもものものしい感じではなく、小さくて女性のカバンに入っても違和感なく、かわいいデザインにこだわりました。ガジェットというより、“デジタルコスメ”感覚かなと思います。

――どうやって使うんですか?

Julie Watai:ふふ! とても簡単なんです! まずスマホへの取り付けは、クリップになっているのでこうやってつまんで、iPhoneのカメラ側をはさんで、あっという間です。

――挟むだけとは、自由度が高いですね! iPhone専用というわけでは?

Julie Watai:クリップの幅は5~15ミリ程度あるので、幅があうものであればいろんな機種のスマホで使えます。あとiPad、タブレットでもいけるし、PCでも使えるので、動画の配信時の照明にも使えますよ。

――カバーつけててもいけますね。

Julie Watai:そうですね、iPhoneだと飾りがゴテゴテついているものでなければ、そこそこ厚いカバーをつけてても大丈夫です。

Julie Watai:ダイヤルで明るさを調整できるので、こうやってスマホの画面を見ながらクルクルまわして、一番良い写りになる明るさに調整できます。自撮り女子的に、直感的に明るさを変えられるのはかなりポイントだと思います。

――これがあればモテ写が撮れるんですね。

Julie Watai:論より証拠ということで、『セル*キラ』ありなしで撮った写真を見比べてください。

――なしだと真っ暗ですが、『セル*キラ』があるのものだとバッチリ顏が写りますね。かわいい。

Julie Watai:『セル*キラ』を使うと目にキャッチライトが入るし、あと、照明がリング形なので、顔全体に光が当てられます。全体の陰の出方にムラがなくて、鼻の筋はとおって見えますよね。リングの大きさをいろいろ試行錯誤したのですが、こういうふうに顔全体に光をあてるには今のサイズがベストでした。

――アスキーでこれまでにも暗い場所での自撮り術をあれこれと試してきたのですが、例えば他の人が持っているiPhoneのライトで顔を照らしてもらって自撮り、というのはどうでしょう?

Julie Watai:iPhoneのライトの場合、一点から光が出てくるので、直接的な光になります。そうすると陰がぜんぶ消えてしまって、のっぺらとしたシュールな写りになってしまうんですね。そもそも自撮りって、撮りたいタイミングでサクッと撮りたいじゃないですか。ほかの人に撮影用とは別にスマホを出してもらうって、大変そう。

――確かに、自撮りのためにスマホを2つ用意するって、ないですもんね……。

Julie Watai:“リングライト”って、一眼レフとかの本格的な撮影現場で使う照明機材にあるんですよ。私のフォトグラファーとしての経験上、ポートレートを撮るときの最強アイテムです。『セル*キラ』の場合、スマホで自撮りすることを想定して明るさなども調整してますが、本格的な照明を手軽に、という意味で最強です。

――最大輝度はどのくらいですか?

Julie Watai:例えば、暗い場所で自撮り棒を使っても、2人の顔両方にしっかり光が当たるくらいの明るさはあります。自撮り棒ってカメラから離れるぶん、暗い場所で撮るの難しいですが、これがあれば問題ありません。

――自撮り棒でも2人の顔が明るく写っていますね!

Julie Watai:あと、女子は食べ物の写真をSNSにアップすること多いと思うのですが、『セル*キラ』は食べ物もキレイに撮れます。さっき言ったように飲食店は暗いので、写真がザラザラした感じになること多いですが、光を当てればおいしそうだし、フィルターもきれいにかかります。そういう意味だと、自撮りはしないけど食べ物の写真をSNSにアップする男性にも、オススメです。あと、フィギュアなど物品を撮る時にも使えると思います。

パクリ商品に情熱で立ち向かう!

――ところで『セル*キラ』はすでにパクリ商品が中国に出現したときいたのですが……。

Julie Watai:はい、詳細はわからないのですが、中国のファンの方から「Julieが中国に出してくれたんだね」と写真付きで報告があって、「いやいやいや」と焦りました。

中国に出現したというパクリ商品らしきもの。Julie Wataiさんが写った写真まで無断利用されているもよう。現物がないため詳細は不明。

――『セル*キラ』自体、製品はまだ世に出ていなんですよね。どうやってマネされてしまったのでしょう? クラウドファンディングサービスで企画は公開されているから……、あっ。

Julie Watai:そうなんです。プロジェクトで公開していた開発経緯がパクられたものと思われます。メーカーの新製品とかはローンチするまで秘密が貫かれますが、クラウドファンディングでは、支援者の賛同を得るために開発段階からプロジェクトを公開するじゃないですか。まさか製品そのものがないのに、企画を追ってパクるという、そういうやり口の人がいるのは驚きでした。

パクリの商品には負けないと語るJulie Wataiさん。

――悔しくないですか?

Julie Watai:画像を見る限り、製品もマネだし写真はまるパクリなので(笑)。ただ、『セル*キラ』のプロジェクトのファンディングがしっかりできれば、そういうパクリをやる人に「本物には勝てないよ」というのが示せるのではないかと思っています。このパクリ商品、試行錯誤の途中段階のものを模倣したようなので、本物の完成品のほうが使い勝手が良いはずです。おそらくLEDの数なども異なっていると思います。

――偽物には負けない、ということですね。

Julie Watai:はい。私はふだんから自撮りをするので、本当に自撮りに使えるものを、と開発してきました。開発段階のものをパクられても、中途半端なものですよね。本物の『セル*キラ』は絶対に最強の自撮りライトなので、負けません。

アプリは『BeautyPlus』がオススメ!

――最後に、使用している自撮りアプリがあれば教えてください。

Julie Watai:『BeautyPlus』(iPhone/Android)を基本的に使っています。自撮りする子はたいてい『BeautyPlus』使ってますよね。あと、LINEの『B612』(iPhone/Android)もオススメです。

Julieさんが愛用しているアプリは『BeautyPlus』。Julieみたいにかわいく自撮りを撮りたい人はマネしてみましょう!

――撮り方にコツはありますか?

Julie Watai:よくいわれてはいますが、仰ぐようにして上から自撮りをすると、顎がほっそりして目が強調されます。反対に私は、顎がとがっているように見えてしまうのがイヤなので、正面から撮るようにしています。

Julie Watai:かわいく撮れないと自撮りをSNSにアップしたくなくなっちゃうじゃないですか。絶対にみんなそうだと思います。

 以上、Julie Wataiさんにおききした自撮りのノウハウでした! ありがとうございます。

関連サイト

Julie Watai「自撮り専用ライト セル*キラ」プロジェクト!(By 自撮りライト製作委員会) - kibidango【きびだんご】
Julie Watai「自撮り専用ライト セル*キラ」プロジェクト!公式ウェブサイト

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