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「ネットでオーダーメイド」はアパレルECの常識を変えるか (1/2)

2015年09月24日 14時05分更新

文●野本纏花

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最新トレンドを実践するEC事業者に取材し、どのように成果をあげているのかをレポートする「最新トレンドの成功者から学べ! ECサイト研究レポート」。今回は、カスタムオーダーできるメンズファッションのECサイト「LaFabric(ラ ファブリック)」を紹介する。カスタムオーダーはアパレルECの常識を覆す、新たな潮流になりうるのか。「LaFabric」を運営するライフスタイルデザイン代表取締役兼CEOの森 雄一郎氏に話を聞いた。

アパレルECなのに1着からカスタムオーダー

「Wear Your Personality -個性を着よう-」をコンセプトに、森氏がLaFabricの事業プランを作ったのは、2013年末のこと。「もっと自分らしくショッピングして、もっと自分らしく洋服を着てほしい」との想いのもと、自分好みのデザインや生地、サイズの洋服を1着からカスタムオーダーできるLaFabricは生まれた。

LaFabricのトップページ

LaFabricのメイン商材は、スーツ・シャツ・ジャケットと、ビジネスマンなら毎日着るようなベーシックな洋服だ。

「毎日着るものだからこそ、自分の体に合った快適な洋服がほしいと考えるビジネスマンは多い」と森氏は話す。お客さまのニーズをしっかりつかみ、一度買って納得してもらえれば、常連客を増やせるとの自信があった。

そこで森氏が考えたのが、安い商品を短期で売り切る従来型のアパレルECとは真逆の「カスタムオーダー」だ。

「納得してもらえれば、次も納得して買ってもらえる」と森氏

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