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インダストリー4.0に向けて工場などの過酷環境用途に

トッパン、200度の高温に繰り返し耐えられるICタグを開発

2015年09月14日 15時47分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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200度までの温度に繰り返し耐えられる無線ICタグ

 トッパン・フォームズは9月14日、200度までの温度に繰り返し耐えられる無線ICタグを開発したと発表した。

 無線ICタグの耐熱性としては、これまで繰り返し耐えられる温度は100度前後が限界で、200度に耐えられるものはあっても繰り返しての熱に耐えられなかった。トッパン・フォームズでは、耐熱素材のセラミック基板や独自の構造を採用、大幅に耐熱温度を上げることに成功した。

 自動車の塗装ラインといった用途が考えられており、工場のラインを流れるフレームに取り付けて製品を一貫して管理する“インダストリー4.0”的なスマートファクトリーに利用できるとしている。トッパン・フォームズでは、製鉄所における融けた鉄といった製品管理にも対応できるよう、今後工夫を行なうという。

 タグサイズは幅30×長さ100×厚み8mm。1KBメモリを搭載し、約5mの距離まで通信できる。自動車業界をはじめとした過酷環境の工場での利用に向けて販売を開始する。

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