マルチタスク機能が強化
iOS 8まではホームボタンの2度押しでアプリを切り替えることしかできなかったが、iOS 9はアプリを同時に2つ実行できる。Safariでウェブサイトを閲覧しながら、返信したりといったことが可能だ。
またFaceTimeやビデオを見ている最中にホームボタンを押すと、ビデオが小さくなってディスプレイの隅へ移動する。その状態でほかのアプリを起動すると、FaceTimeやビデオを閲覧しながらほかの作業をすることが可能だ。ちょうどYouTubeのiOSアプリに近いような使い勝手が予想される。
キーボードの使い勝手を改善
入力に関係する細かな使い勝手が改善された。これまではロングタップ→スライドでしていたテキストの選択が「指2本でなぞる」ことで可能に。具体的には指2本でカーソルを移動させ、そのままなぞるようにしてテキストを選択できるようだ。
書体の変更やコピー、ペーストを実行するためのショートカットボタンをキーボード上に表示できる。この欄(ショートカットバー)はカスタマイズも可能。
iPadでは、キーボードのショートカットキーを使ったアプリケーションの切り替えや、特定の機能の実行が可能になった。OS Xに近い使い勝手が期待できそうだ。
Siriはますます色々なことができるように
Siriが強化され、位置情報や日付に基づいた写真の表示や、「⚪︎⚪︎に着いたときに⚪︎⚪︎をリマインド」といった内容も頼めるように。
また株価やスポーツの試合の結果、連絡先の検索、検索結果からのメール作成や電話、アプリケーション内のドキュメントの検索なども可能だ。
そのほか、バッテリー持続時間向上など
近接センサーを駆使して「画面を下にして置いた場合は通知が来ても画面がオンにならない」など、バッテリー駆動時間を向上される工夫が盛り込まれ、公称でおよそ1時間のバッテリー駆動時間の延長が期待できる。
このほか、パスコード4ケタだけでなく6ケタで設定できるようになったり、AndroidからiPhoneにデータをコピー、転送するための公式アプリが提供されたり、アップグレード時のファルサイズが従来の3分の1よりも小さくなったりと、細かな点にも気が配られている。










