ソニーは9月4日、ビデオプロジェクターのラインナップを一新し、10月9日に一斉発売すると発表した。
4Kプロジェクターは、従来はミドルクラスの「VPL-VW500ES」(実売価格 80万円前後)があったが、今回から2モデルに分岐。正当進化の「VPL-VW515」(税抜の希望小売価格90万円)と、その下位モデルにあたる「VPL-VW315」(同75万円前後)が発売される。なお、最上位モデルの「VPL-VW1100ES」は継続となる。
VPL-VW515はシアタールーム(暗室)用で、絞り機構の「アドバンスドアイリス 3」を搭載することで300000:1というダイナミックコントラストを実現。光量は1800ルーメンで、6000時間使用できる長寿命型ランプを新たに採用する。
VPL-VW515はHDR信号にも対応。時間経過による色ズレを補正するオートキャリブレーション機能も搭載する。
VPL-VW315はリビングなど明るい環境での使用を考慮しており、アドバンスドアイリス 3やHDR信号などには非対応となる。光量は1500ルーメンで、VPL-VW515ESと同じく6000時間使用可能なランプを採用する。
2Kプロジェクターは従来2機種構成だったが、新モデルは「VPL-HW60」(税抜の希望小売価格 35万円前後)の1機種となった。
新機種は4Kモデルと同じ高画質回路(リアリティークリエーション)を採用。より高画質化するとともに、ゲームなどでの遅延を防ぐ「低遅延モード」が利用できる。また、3D表示において、3Dメガネとの同期が赤外線方式から無線方式に変更され、障害物などがあっても問題なく使用できるようになった。
光量は1800ルーメンで、6000時間の利用が可能な長寿命ランプを採用する。