コミュニティーの化学反応が起きれば
堅い話が続き、話そのものも長くなってきたので、最後はユルめに行きたい。ユニマルの永田さんは関東から鹿児島に戻ったUターン組の若者だ。
自衛官になるべく学校に通っていたが、中学2年生のころから好きだった女の子と付き合えるチャンスがあって鹿児島に戻ってきた。そしてフリーランスとしてウェブの受託をしながらスタートアップのユニマルを立ち上げたのだという。
ひるがえって「地元のときめき」は大事である。地方の創業支援、あるいはUターン就職の支援を考えるなら「地元にはときめきが待っている」という情報は男女を問わずインパクトを持つのではないか。
思うに、さくらハウスでコミュニティーをごちゃ混ぜにしてはどうか。
しゃべる抱き枕をさわりながらNode.jsの実装を学び、WordPressのAngular.js運用について語るかたわら、ガチなレイヤーさんがポージングや縫製について教えていて、うまい酒があり、投資家がすごい勢いで小切手を切る。そんな熱意あふれるお祭りができたら最高のときめきが生まれないか。
毛色のちがうコミュニティー同士が出会うことで、いろいろな化学反応を起こすのがさくらハウスの面白さ。「混ぜるな危険」をどんどん混ぜていくことで、鹿児島の未来をつくっていけるのではないか。
われながらめちゃくちゃ“てげてげ”だが、小鹿もかなりまわってきたことだし、オチも未来も明るく“てげてげ”でいいんじゃなかろうか。ともかくなんだか本当に楽しそうで、これからの鹿児島がうらやましくなった。
鹿児島のスタートアップとテック文化を応援する
さくらハウス
鹿児島県鹿児島市荒田1丁目16-7 イイテラス403
コワーキングスペース、イベントスペース兼用
1日500円(月額料金は応相談)
URL http://sakura-house.jp/