実は有料の無線LANサービスを
無料で使える権利を持ってるかも?
無料で使える公衆無線LANがあるのはわかったが、セキュリティーの問題や速度、一度に接続できる利用時間に制約があるなど、何かと無料ゆえの面倒さもある(このあたりは後述する)。
スムーズに使いたいならば、やはり有料の公衆無線LANサービスとなる。たとえば、NTTドコモの「docomo Wi-Fi」(https://www.nttdocomo.co.jp/service/data/docomo_wifi/)、月額324円、パケットサービスの加入状況によって無料)は、PCから他社スマートフォンまでの接続をサポートする。まったくドコモと契約がない人でも、月額費用が少し高くなるが利用できる。
また、ソフトバンクの「ソフトバンクWi-Fiスポット」(http://www.softbank.jp/mobile/network/wifispot/)は加入者向けのサービス。ソフトバンクのスマートフォンやタブレットは無料(一部プランは加入から2年間のみ無料)だが、PCも「ソフトバンクWi-Fiスポット(EX)」として1日あたり504円で利用可能だ。
auの「au wi-fi SPOT」(http://www.au.kddi.com/mobile/service/smartphone/wifi/wifi-spot/)はauの加入プランによってauスマートフォンの接続が無料。PCの接続は月額324円か、加入プランによっては無料で利用できる。
そんな有料サービスだが、大手のケータイ3社のドコモ、au、ソフトバンクは、スマートフォンやタブレット向けの通信プランを利用していれば、公衆無線LAN接続が無料で利用できる可能性がある。
いずれもスマートフォンなどのデータオフロード用としての役割も持っているため、むしろ携帯電話事業者としても積極的に公衆無線LANを使ってほしいという思いがある。
ドコモやauユーザーなら
PCからの接続も無料で利用できる
ケータイ3社の公衆無線LANサービスは、加入者のスマートフォンなどは無料で接続できる制度が用意されている。そして、PCなどの接続は、ドコモは「spモード」などを申し込んでいれば期限のないキャンペーン適用で無料。
auの「au Wi-Fi SPOT」は、回線の契約種類によってPCなどから接続する場合に月額費用がかかるが、データ定額のサービスに加入していれば現在は「au Wi-Fi SPOT マルチデバイスサービスキャンペーン」として2016年1月31日までは無料としている(一部を除く)。
なお、ソフトバンクはデータ定額パックやフラット型パケット定額に加入していれば、同社端末からは無料で利用できるが、PCなどからの接続には対応しないようだ。
このほか、「BIGLOBE SIM」など各プロバイダーやMVNOのSIM(いわゆる格安SIM)の契約者が公衆無線LANが利用できる場合がある。「BBモバイルポイント」がなどがそうで、提携しているプロバイダーのアカウントで接続すると、必要に応じて料金がプロバイダー経由で請求されるか、提携プロバイダーによっては無料で利用できたりする。
公衆無線LANは情報漏えいが怖い!
回線自体が暗号化されているのがベスト
公衆無線LANの怖いところは、流れるデータの漏洩があること。最近では、https通信を行なうウェブサイトやサービスが多くなり、URLが 「https://」で始まるサイトは、途中の流れるデータが暗号化されているため、たとえ公衆無線LANで通信されている文字列が盗み見られることがあっても、実際にやりとりしている内容が見られてしまう可能性は低くなっている。
しかし、暗号化されていない「http://」ではじまるウェブサイトは少なくないし、何らかの情報もやりとりするため、できることなら回線自体にセキュリティー対策がとられている公衆無線LANを使いたい。
たとえばdocomo Wi-Fiは「自動ログイン機能」を使ってログインすれば、個別に認証され暗号化された通信が行なわれる。無線LAN区間への接続のためのパスワードやキーが全ユーザーで共通だったり、そもそもセキュリティーさえない公衆無線LANとは一線を画した安心の公衆無線LANと言えよう。
また、無線区間のセキュリティーが守られたとしても、その先のアクセスポイントから先に何か悪意を持った仕組みがないとも限らない。だから、素性のわからない公衆無線LANサービスには絶対に接続してはいけない。
そして、共通の暗号キーを使って接続するタイプは、誰かがニセのアクセスポイントを立てることも不可能ではないことも覚えておいたほうがいいだろう。
特に業務で、情報漏えいで致命的な損害が発生するような通信の場合は、安全を考えるならば個別の認証のある公衆無線LAN以外は使わないくらいの慎重さを持つことを強くおすすめしたい。
このほか、VPNを使ってまるごと通信を暗号化してしまう方法もある。受け側のVPNサーバーが必要となるが、外部のVPNサービスを利用するほか、自宅が高速な光ファイバーでVPNサーバーになるルーターを使っている場合などは自分で構築することも可能。
ただし、設定が難しかったり通信速度が遅くなる、モバイルの場合は余計にパケットを消費するなどの問題や、外部のVPNサービスの場合はそのサービスが信頼のおけるものなのかどうかも問題になるので、十分にサービスを吟味する必要があるだろう。
(次ページに続く、「速いサービスと遅いサービス 見分けるポイントは提供事業者」

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