NTTドコモは7月24日、dマーケット、dアニメストア、dヒッツ powered by レコチョク(以下dヒッツ)など各種サービスとFacebookの連携機能強化を発表した。
7月31日から、Facebookのナビゲーションバーのお気に入りセクションにdマーケットへのリンクが掲載される。これにより、Facebookを閲覧しながら、dマーケットに直接遷移することが可能に。dマーケットが提供する動画、音楽、電子書籍、日用品などの購入が可能になる。
8月1日からはdアニメストアとFacebookの連携を強化。dアニメストアで配信しているおよそ1000作品を対象とし、Facebook上で閲覧できるアニメ作品の情報ページを展開。Facebookのフィードからdアニメストアに遷移し、作品の視聴が可能だ。
時期は未定となるが、dヒッツとの連携も開始予定。こちらはよりシームレスに連携するかたちで、Facebookのニュースフィード上でdヒッツの楽曲を視聴できる仕様になる予定。視聴した楽曲が気に入れば、dミュージックへ遷移、楽曲の購入までスムースにできるというコンセプトだ。
Eggsプロジェクトとは?
NTTドコモとレコチョク、タワーレコードによる共同事業として2月に発表されたEggsプロジェクトについても新たな発表があった。7月に配信開始と予告されていたiOS/Android向けアプリがいよいよ公開の前段階に入っているらしく、開発中の画面が記者向けに公開された。
Eggsプロジェクトはその名の通り新人アーティストが自身の楽曲をdヒッツなどで配信、CD化する機会を作ろうというコンセプトの元、3社が共同で展開するプロジェクトとなるが、スマートフォン向けアプリは、アーティストをファンがフォローしたり、「コメント」や「いいね」を付けられるといった、SNS要素の強いものになるそう。
また、フォローしているアーティストの新規公開楽曲を表示する「New」や、視聴回数に応じてさまざまなアーティストが表示される「Ranking」など、フィード形式でさまざまな楽曲を再生できる。ドイツSoundCloud Limitedが運営するサービスSoundCloudに、Twitter、Facebook、InstagramのようなSNS要素を加えたものに近い印象を受けた。
こちらの詳細なリリース日などは未定だが、Eggsプロジェクトはイベントやコンテストなどを絡めた、既存の音楽を配信するだけでなく、新たな場の創出という取り組み。どのくらいのユーザーが興味を示し、利用するかが重要になってきそうだ。引き続き動向を見ていきたい。