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Instagramで「♡いいね」が集まるネットショップの作り方 (1/2)

2015年07月16日 11時00分更新

文●野本纏花

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最新トレンドを実践するEC事業者に取材し、どのように成果をあげているのかをレポートする「最新トレンドの成功者から学べ! ECサイト研究レポート」。今回は、最近話題のInstagramを巧みに活用しながら、ママ向けの手作りアクセサリーを販売している「Les Bliss(レスブリス)」を取りあげる。主婦で子育てをしながら、1人でショップを右肩上がりに成長させ続ける、オーナー 住野ゆかりさんのショップ運営術について詳しく話を聞いた。

肌でわかるInstagramの効果

Les Blissのブランドコンセプトは「ママに優しいアクセサリー」。自身も5歳と3歳のお子さんを持つ住野さんは、オシャレを楽しみたいママが常用できるストレスフリーなアクセサリーを作るため、さまざまな工夫を凝らしている。

Les Blissのトップページ

Les Blissはショップページのほかに、Ameba blog、Instagram、Facebookでプロモーションを展開している。なかでも成長を押し上げているのが、マーケティングツールとして注目されているInstagramだ。

Instagramには今のところ、Facebookのインサイトのような解析機能はないし、個別の投稿にリンクを貼ることもできない。それでもInstagramは売上に貢献していると、住野さんは実感している。Les BlissのInstagramにアップされた写真を見て、フォロワーが「私も欲しい!」と書き込んだ直後に注文が入ったり、「いつもInstagram見ています」と注文時にコメントがあったりするからだ。

Les BlissのInstagramページ

住野さんがInstagramを始めたのは、1年以上前のこと。本格的に力を入れ始めたのは、ここ半年くらいだ。多くの写真をアップするよりも、いかに「印象に残って『♡いいね!』と共感してもらえる写真にするか」に重きを置いて、2日に1回のアップを心がけている。

「Instagramは、自分も楽しみながら同じような趣味の方に集まってもらいたいと考えています。コミュニケーションの場としての空気感を大切にするために、価格もあえて出していません」

写真に写ったアクセサリーを欲しいと思った人は「どうにかしてショップに来てくれる」とあくまでも自然体だ。

「Instagramの空気感を大切にしたいと思います」と住野さん

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