富士フイルムは7月8日、店頭プリント受付機の新型「Wonder Print Station(ワンダープリントステーション)」を発表した。
Wonder Print Stationは、スマホで撮影した写真をタッチ操作で画像加工やデコレーションし、プリント注文が可能だ。マルチタッチに対応し、スタンプや手描き入力などにも対応する。
富士フイルムは、写真をサプライズのプレゼントに贈ることを「写プライズ」として、「写プライズしよう。」をキャッチフレーズに、7月11日から新CMを全国で放映する。CMキャラクターには女優の広瀬すずさんを起用し、広瀬さんがCM撮影中に友人2人が現れ、Wonder Print Stationで作成した写真プリントをプレゼントする。サプライズプレゼントに驚きつつもとても喜んでいる広瀬さんが印象的だ。
メディア向けの発表会に登場した広瀬さんは、新CMについて、「サプライズを仕掛けてもらってると知らなかったので、こんなにびっくりした撮影は初めてでした」と撮影時のエピソードを語った。
Android/iPhoneとWi-FiまたはLightningケーブルで接続し、撮り溜めた大量の写真を読み込む場合も最短5秒で画像を表示できる。対応OSは、ケーブル接続の場合、iOS 4.0以上、Wi-Fi接続の場合、iOS 6以上/Android 2.3以上。いずれもJPEG、PNG形式の画像に対応する。
そのほか、メディアリーダー・DVDドライブからの読み取りや、フェイスブック、インスタグラムからの画像読み込みに対応している。
富士フイルムが開発した画像解析技術を活用したソフトウェア「イメージオーガナイザー」によって、スマホやメディア内にある画像を解析・点数付けし、「上手に撮られた写真」に星印をつけて、ユーザーの画像選択をサポートする。
オリジナルのスタンプやフレームにくわえて、マスキングテープ風のデコレーションや写真の切り出しといった画像加工が可能なプリントサービス「PicColla」や、スマホ向け画像加工アプリ「DECOPIC」などのデザインも利用できる。
プリントできるサービスは、L版、A4/5、パノラマなどにくわえて、1枚の写真に複数の写真をランダムに配置する「ワンダーシャッフルプリント」などの編集・プリントが可能だ。「イヤーアルバム」などフォトブックサービスの注文にも対応している。
富士フイルムは東京(原宿)に続き、2015年6月に上海とマニラにコンセプトショップをオープンした。今後もコンセプトショップをグローバルに展開し、新たなプリント需要を拡大するという。