6月某日、大阪にあるパナソニックのITプロダクツ事業部を、遠藤諭が電撃訪問。何でも、レッツノートをより魅力的にするための腹案があるから、ぜひプレゼンさせろという。いったい何を言い出すのやら? そしてその想いは結実し、ひとつのプロジェクトへとつながっていくのだった──
繰り返しになるが、レッツノート RZ4は最高のモバイルです!!
モバイルノートに求められる性能と携帯性。これを最高に近い水準で追求した製品としてまず思い浮かぶのが「レッツノート RZ4」だ。
10.1型ディスプレーを備え、重量はわずか約745gと驚異的。6月には2015年夏モデルが発売され、直販サイト“パナソニック ストア”で人気だったLTEモデル(LTEモデルの重量は約770g)が、店頭でも入手できるようになった。
その魅力はやはり、“常につながる”という現代のパソコンにとって非常に重要な機能が、より幅広い層に向けて提供されるようになったことだ。常時接続の利点についてあえて言及する必要はないと思うが、いまやネットが不可欠となったパソコンなのに、高速なLTE通信が手軽に利用できる機種が思いのほか少ない点を歯がゆく思っているユーザーは多いだろう。
レッツノート RZ4のLTEモデルは、本体にSIMカードの装着が可能。SIMロックはかかっているが、パナソニックが運営する“Wonderlink”などNTTドコモ回線を利用する各社の格安SIMサービスを利用できる。メーカーサポート外にはなるが、IIJmioなど、パナソニック以外の格安SIMサービスも利用できることを編集部で確認済み。通信の確保という重要な問題に対して、料金プランを含めて柔軟に対応できるのがレッツノート RZ4と言えるだろう。
簡単に言えば、小型軽量・長時間駆動・高性能・堅牢性といったレッツノートシリーズならではの特徴に加えて、“常につながる”ようになったのが最新レッツノート RZ4の特徴なのである。
だけどパソコンが小さくなってもカバンのサイズは変わらない!
角川アスキー総合研究所の遠藤諭も、そんなレッツノート RZ4のほとばしる魅力を体験したひとりだ(関連記事)。クラス随一の軽量性に加え、携帯性とタッチ操作の快適さを両立した画面サイズに加え、豊富なUSB端子や外部ディスプレー出力端子、そしてキーボードを使った効率的な操作など、タブレットやスマホではなくあえてパソコンを持つからこそ追求したい要素を確実に盛り込んでいる点に感心した様子だった。
しかしそんなレッツノート RZ4を持ち運んでいるうちに、ちょっとした疑問も生じてきた。それが今回の企画を進めるきっかけにもなったポイントだ。
それはパソコンがここまで軽く、小さくなったにもかかわらず、カバンのサイズは変わらないという事実。つまりレッツノートをそのまま今まで使ってきたカバンの中に放り込むと、中に大きな空きができてしまうということだ。
一般的なビジネスバックは、A4サイズより一回り大きな封筒やファイルを束で持ち歩いても平気なサイズになるよう考えられている。これはノートパソコンで言えば、13.3~14型程度の機種のフットプリントに近い。
一方、10.1型のレッツノートはB5サイズの大学ノートと大体同じサイズ。厚さも20mm程度で、40枚つづりのノートを5冊分持つのと同じぐらいになる。一般的なビジネスバックなら縦向きに入れてちょうどピッタリだ。であればこの空いたスペースを有効に活用したいと考えるのは自然な考えだろう。そこで始まったのがこの企画。空いたカバンのスペースに、パソコンと一緒に持ち運べるアクセサリーや周辺機器をなるべくシンプルかつピッタリと収められる。そんなインナーケースを考えたいというのがポイントだ。
この考えにレッツノートの開発元であるパナソニックも賛同。カメラバッグをはじめとして、数多くのカバンやデジタル機器用ケースを手がけるハクバの協力の下、レッツノート RZの活用範囲を最大限に広げられるケースを考えるプロジェクトが始まった。
レッツノート RZ4の特徴は、パナソニック ストアにおいて、デザインを含めた豊富なカスタマイズメニューが用意されている点。スペックにこだわりたい人なら、最大16GBメモリーや最大512GB SSDといった最上級のスペックが選べるプレミアムエディションがおススメ。デザインも、7種類の豊富なカラー天板と2種類の本体カラーの組み合わせで、13種類と豊富な色の組み合わせを選択できる(カッパーのボディにシルバーダイヤモンドの選択は不可)。
そんな自分らしさを追求できるレッツノートだからこそ、仕事や持ち運びをより快適にするケースにもこだわりたい。そんな遠藤の野望はどんな形で実現するのか? 続報を待て!!