東芝は6月30日、近接無線転送技術「TransferJet」を搭載した業界初のSDメモリーカード「SD-TJA016G」を発表した。7月31日から販売開始する。
TransferJetは「TransferJetコンソーシアム」が規格策定・普及を促進している近接無線転送技術で、対応機器同士を近づけるだけで大容量のデータを送信できる。実効スループットは最大375Mbpsと高速で、約1分間のハイビジョン動画コンテンツを約3秒で転送できるとしている。
SD-TJA016Gは、SDHCメモリーカードとして業界で初めてTransferJetを搭載し、デジタルカメラなどに挿入したまま、スマートフォン・タブレット・PCなどのTransferJet対応機器へ撮影した写真や動画を高速送信することが可能。
データの転送方法は、「一括送信」「選択送信」から選択できる。クラス10の転送速度に対応し、カード容量は16GB。価格はオープンプライスで、実売価格は7000円前後。