米Freescale Semiconductor(フリースケール・セミコンダクタ)は6月22日、電磁波技術を用いた革新的な調理器具コンセプト機を開発したと発表した。
フリースケール・セミコンダクタは組み込みプロセッサや各種半導体素子の開発しているが、RF(電磁波)デバイスでも世界トップレベルの技術を持つ。同社が発表した「極めて革新的」とする調理家電はいわゆるところのマイクロウェーブ・オーブン(電子レンジ)だが、最新のRF技術を盛り込むことにより出力をこれまでにない精度で制御し、冷凍食品の解凍からカリカリな焼き上がりまでプロの料理人のクオリティを実現するという。
さらにインターネットへ接続してレシピのダウンロードなど多彩な家電を持つ。現在のところコンセプト機という扱いだが、同社は技術を含めて家電メーカーに対して新調理家電の立案や開発を提案するとしている。