このページの本文へ

ファーウェイ通信 第1回

コスパ怪獣なSIMフリースマホ「HUAWEI P8lite」に6.8型「HUAWEI P8max」、ファーウェイ新端末総ざらい!

2015年07月08日 16時00分更新

文● 加藤肇 編集● ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

画面サイズ/スペックともに理屈抜きにスゴい!
最強を求めるなら「HUAWEI P8max」だ!

 もう1機種のP8maxは、2015年4月にロンドンで発表されたばかりのグローバルフラッグシップ機。特徴はなんと言っても、6.8型のフルHD液晶(1080×1920ドット)を搭載している点だ。

6.8型液晶搭載のファブレット「HUAWEI P8max」。極限までベゼル幅を抑えた超狭額縁仕様で、画面占有率は83%だ

 スマホとしてはさすがに大型サイズなので、「このモデルが日本に投入されるなんて!」と思った人もいるかもしれない。ただ、ベゼル幅を抑えた超狭額縁仕様(画面占有率は83%!)のため、実際に手にしてみてもそれほどのサイズ感は感じない。

 本機に比較的近いモデルとしては、6.4型液晶を搭載する「Xperia Z Ultra」が根強い人気だが、それと比べても本体幅は約1mmしか大きくなく、スーツの内ポケットにもすんなり収納可能だ。

本体幅は約93mm。片手で持てるサイズで、スーツの内ポケットにもすんなり収納可能だ

 性能面においても妥協はない。6.8型液晶にはジャパンディスプレイ製でインセル方式のIPS-NEO液晶。さらに注目したいのがCPUで、2.2GHz+1.5GHz動作の64bit対応オクタコアCPUである「Hisilicon Kirin 935」を採用する。これは高性能な4コアと省電力な4コアの組み合わせにより(big.LITTLE構成と呼ばれる)、パフォーマンスと省電力を両立させているわけである。

 そのほかのスペックでも、3GBメモリーや32GBストレージ、4360mAhバッテリー、Android 5.1など、フラッグシップモデルの名に恥じない性能で、P8liteと同様のデュアルSIM対応でもある。

シャンパンゴールドのボディーが美しい

iPhone 6 Plus(右)と比較すると、さすがに大きなサイズだ

 また、カメラも優れており、スマホのカメラとしては世界初となる1300万画素4色(RGB+White)イメージセンサーと、強力な光学手ブレ補正(OIS)を搭載。低光量でも色調豊かな写真を撮影できる。

 おもしろいと感じるのは「ライトペインティング」モード。バルブ撮影とも呼ばれる長時間露光により、光の軌跡を見せた夜景写真などが撮影できるというものだ。夜の道路を走る自動車のライトや噴水などで、芸術的な写真が撮れるかもしれない。もちろんP8liteで紹介した「パーフェクトセルフィー」にも対応している。

光の軌跡が写る「ライトペインティング」モードの例

 さらにサラウンドは、高性能なモバイルスピーカーとファーウェイ独自の「Smart PAシステム」の採用により、大きく澄んだ音を楽しめる。

 デザイン面については、約6.8mmという薄さと高級感が際立つシャンパンゴールドのボディーが印象的だ。ボディーの94%がメタルで構成されており、切れ目のないシームレスな背面デザインが特徴となっている。

 また、最近の高性能スマホでは、動画やゲームを長時間楽しんでいると、アプリが動作しなくなる発熱問題が話題になることが多い。しかし、P8maxは放熱性を重視した設計もアピールポイントの1つである。

発表会での資料から。最近問題になることが多い発熱問題には、放熱を考慮した設計により対応している

 実際に製品発表会では「我々のスマホは発熱しない」と強調されていた。その秘密はスマートなパワーコントロールを実現するオクタコアCPUとファーウェイ独自の7層放熱構造にある。7層構造ではDX19(高熱伝導性合金)やグラファイトフィルム、サーマルジェルなどが用いられている。この放熱構造に加え、前述したパフォーマンスと省電力を両立するCPUとの組み合わせにより、負荷がかかった状態での長時間の動作でも、他のスマホと比べて温度が抑えられることが紹介されていたのだ。

 価格は税抜5万9980円。発売は8月下旬以降を予定している。

  Huawei P8lite Huawei P8max
ディスプレー 5型液晶 6.8型液晶
画面解像度 720×1280ドット 1080×1920ドット
サイズ 約71×143×7.7mm 約93×182.7×6.8mm
重量 約131g 約228g
CPU Hisilicon Kirin 620
1.2GHz(オクタコア)
Hisilicon Kirin 935
2.2GHz+1.5GHz(オクタコア)
メモリー 2GB 3GB
ストレージ 16GB 32GB
外部メモリー microSDHC
(最大32GB)
microSDHC
(最大32GB)
下り通信速度 最大150Mbps 最大150Mbps
対応ネットワーク FD-LTE:バンド1/3/5/7/8/19/28、TD-LTE:バンド40、
W-CDMA:バンド1/5/6/8/19、GSM
FD-LTE:バンド1/3/7、TD-LTE:バンド38/39/40、W-CDMA:バンド1/6/8/19、
TD-SCDMA、GSM
OS Android 5.0 Android 5.1
カメラ画素数 リア:13メガ
/イン:5メガ
リア:13メガ
/イン:5メガ
バッテリー容量 2200mAh 4360mAh
カラバリ ホワイト、ブラック、ゴールド シャンパンゴールド
発売日 発売中(ゴールドのみ7月中旬以降) 8月下旬以降
価格(税抜) 2万8600円 5万9980円

(次ページでは、「8型タブ「MediaPad M2 8.0」&スマートバンド「TalkBand B2」」)

カテゴリートップへ

この連載の記事
ファーウェイ・オンラインストア 楽天市場店