MetaMoJiは、タブレットやモバイル端末の業務利用を目的とした「GEMBA」アプリ基盤を開発。その第1弾として大林組と共同開発したiPad用デジタル野帳「eYACHO(イー・ヤチョウ)」のベータ版提供を開始した。製品版の提供は7月を予定しており、1ライセンス月額300円から。機能制限をしたフリー版も予定している。
eYACHOは、屋外での利用を想定した耐久性の高いメモ帳「野帳(レベルブック)」のデジタル版。手書きやできるノートアプリ「MetaMoJi Note」を基盤に、定形入力や写真挿入・表計算機能に加えて、日付管理や音声録音機能など建設現場での利用シーンに適したテンプレートやアイテムを組み込んでいるのが特徴。
eYACHOは建設会社の大林組と共同開発している。大林組は即応体制を整えるため現場のデジタル化を推進しており、5月現在で5300台ものiPadが導入されているという。iPadには定型業務の効率化を目的とした社内開発ソフトを搭載していたが、すべての現場で利用できるツールではなかったという。そこで、現場の利用者すべてが定型・非定型非定形問わず利用できるアプリをという要望を沿って開発されている。
ベータ版の申し込みは同社サイトで受け付けている。今後はデータ共有やコンテンツ配信を盛り込んだTeam EditionをiOS向けに、Android版やWindows版の提供を年内に予定している。
同社はGEMBAアプリとして、営業・接客・生産・事故・取材などといったそれぞれの分野に特化したGEMBAアプリの展開を発表した。