ドコモ/au/ソフトバンクの3キャリアから、6月中旬に一斉に発売予定の「Xperia Z4」。各キャリアのネットワークへの対応やロゴの配置など、一部に違いはあるもののほぼ同等のスペックで登場する。このXperia Z4の実機を写真を中心に見ていこう。
CPUが64bitのオクタコアに
デザインはZ3の延長線上も薄型軽量化が◎
Xperia Z4は、海外では「Xperia Z3+」としてリリースされることからもわかるように、Xperia Z3からはデザイン的に延長線上にあるモデルで、ディスプレーが5.2型フルHD液晶なのも共通。しかし、64bitのオクタコアCPU(Snapdragon 810、2GHz×4、1.5GHz×4)を搭載するなど、さらにパワーアップされているのは間違いない。
CPU以外に進化を感じるのが薄型軽量化されている点。Z3の7.3mm/約152gに対し、Z4は6.9mm/約144gと確実に薄く軽く感じる。またインカメラはZ3の2.1メガから5.1メガにアップ。リアのカメラ部は完全にフラットになっている。
さらにmicroUSB端子はついにキャップレスで防水・防塵対応になった。Xperiaユーザーの場合、従来のマグネット式の充電端子を好んでいた人も多いはずで判断は難しいところだが、キャップを気にしなくていい点はやっぱりうれしい。
カラバリではWhite、Black、Copperまでは共通で、Aqua Greenが新色となる(Z3はSilver Green)。色的には比較的似通っているが、Aqua Greenは夏らしい爽やかなグリーンである。
冒頭でも紹介した各端末のロゴは、前面上部の「SONY」ロゴは共通。ドコモは背面中央に「docomo」ロゴ、auは下部に小さめで「au」ロゴ、ソフトバンクはグローバル版と同様にキャリアロゴは無し。ソフトバンクはキャリア系サービス用のプリインストールアプリもあえて最小限にし、グローバル版との近さをアピールしている。
ドコモ版/au版は下り最大225Mbpsのキャリアアグリゲーションに対応するほか、3キャリアともVoLTEも利用可能。やはり最新かつ最良のXperiaであることは間違いない1台だ。
Xperia Z4 | Xperia Z3(参考) | |
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ディスプレー | 5.2型液晶 | 5.2型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット |
サイズ | 約72×146×6.9mm | 約72×146×7.3mm |
重量 | 約144g | 約152g |
CPU | Snapdragon 810 (MSM8994) 2GHz+1.5GHz (オクタコア) |
Snapdragon 801 (MSM8974AC) 2.5GHz (クアッドコア) |
メモリー | 3GB | 3GB |
ストレージ | 32GB | 32GB |
カメラ | リア:20.7メガ、イン:5.1メガ | リア:20.7メガ、イン:2.1メガ |
OS | Android 5.0 | Android 4.4 |
バッテリー容量 | 2930mAh(取り外し不可) | 3100mAh(取り外し不可) |
防水/防塵 | ○/○ | ○/○ |
カラバリ | White、Black、Copper、Aqua Green | White、Black、Copper、Silver Green |