KADOKAWAは、同社海外関連会社である台湾角川を通じて、訪日外国人向けSIMカード「J Walker SIM」の販売を開始する。NTTコミュニケーションズからも、MVNEとして回線サービスを提供するとともに販売を支援するという内容が公表されている。
まずは第1弾として、5月22日に台北で開催される「台北國際觀光博覽會」(Taipei Travel Expo)の台湾角川ブースで販売する。サービス開始は7月からで、台湾角川公式サイトや台湾の主要ECサイト、さらに香港角川やアジア各エリアでも販売予定。
J Walker SIMは6日版/11日版の2タイプがあり、台湾での価格は800台湾ドル(約3200円)と1300台湾ドル(約5200円)。LTE対応でサイズはmicroSIM/nanoSIMの2種類。また今回のJ Walker SIMには日本の観光情報や訪日時に利用できるクーポンなどを掲載した「TRAVEL&COUPON BOOK」が同梱される。
今後KADOKAWAでは、「Walker」のネットワークによるエリア情報を訪日外国人向けの観光情報として活用予定で、そこに通信を組み合わせたメディアビジネスを展開するとしている。