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第5世代Core i搭載NUC活用術 第2回

NUCとnasneでテレビ番組の録画・視聴を行なう!

2015年05月29日 18時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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11ac無線LANと超高速SSDで超快適

第5世代Core i搭載NUCは、CPUの進化による処理能力や描画能力の向上以外にも特徴がある。まず、標準で11acの2×2に対応する高速無線LANを搭載する点。これにより、無線でも有線LANに匹敵する快適な通信速度が得られる。

インターフェースはUSB3.0×4のほか、映像出力はミニHDMIとミニDisplayPortの2系統。どっちも4K出力に対応よん

そして、内部PCIe接続のM.2対応超高速SSDも新たに対応している。PCIe SSD利用時は、OSやアプリの起動が非常に速くなり、SATA3 SSD搭載時よりも体感の快適度が大きく向上した。外観こそ従来モデルと似ているが、中身は大きく進化しているのだ。

最新のストレージ規格&通信規格に対応するNUC。その内部構造

PCIe対応M.2スロット

 内蔵ストレージスロットは従来のmSATAスロットに代わり、M.2スロットを標準で備える。PCI Express×4対応で、順次読み書き毎秒1GB超の超高速SSDも利用可能。SATA3対応SSD利用時よりもPC起動が5割増しで高速に。

PCIe対応M.2スロット

11ac対応無線LAN

 11ac対応の無線LANモジュールを標準で備え、アンテナは2×2に対応し、最大867Mbpsの高速通信が可能。ギガビットLANも搭載するが、 無線LANでも有線LAN並みに快適に通信できる。もちろん、Bluetooth4.0にも対応。

11ac対応無線LAN

描画性能をゲームベンチでチェック
FF XIV: 新生エオルゼア キャラクター編

 最新の「蒼天のイシュガルド」ベンチマークが安定しないためひとつ前のベンチマークを使用。デスクトップPC標準品質、解像度 1280×720ドットに設定して、フル画面で検証した。

「NUC5i7RYH」は内蔵GPUが描画性能の高い“Iris Graphics”。そのため、旧世代NUCと比べると3D描画の処理で大きく差がついた

CPU性能をベンチマークで確認 CINEBENCH R15

 3Dシーンのレンダリングを一定時間行ない、CPU負荷テストを行なう定番ベンチマークソフト。CPUの動作クロック、コア数によりスコアーが変動する。マルチスレッドで計測した。

定格クロックが0.2GHz低いCore i5-5250Uが、Core i5-3427Uを凌駕。第5世代Core iは演算能力が高まっていることの証明と言える

QSVを活用すれば 動画変換も超高速!!

 NUCでも動画の変換が快適か、約11分のビデオカメラで撮影したフルHD動画を変換して計測。内蔵GPUの動画変換支援機能“クイック・シンク・ビデオ”(QSV)により、どのモデルも高速に変換が終了した。

「MediaEspresso7」による動画再生時間は約11分。いずれも再生時間の10分の1の速度で変換できた

フルHDのAVCHD動画(24Mbps)を1280×720ドットのH.264に変換。変換速度差は約1秒と誤差の範囲だった

動画変換はQSVにより、どのモデルも優秀。しかし、メインマシンで使うなら、基本性能の高いCore i7搭載機が欲しい!

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