ソニーは19日、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」の高倍率ズームのラインナップに2機種追加すると発表した。どちらも6月5日発売予定だ。
コンパクトボディーに機能凝縮!
「DSC-WX500」
「DSC-WX500」(予想実売価格4万6000円前後)は、光学30倍ズームレンズを搭載するコンデジとしては世界最小をうたうモデル。幅101.6×奥行35.5×高さ58.1mm、重量約236gのコンパクトボディーに5軸手ブレ補正や180度回転するチルト液晶、約400枚の撮影が可能なスタミナバッテリーなどを盛り込んでいる。
撮像素子は有効1820万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーを搭載。レンズにはカールツァイスの「バリオ・ゾナーT*」を採用し、24~720mm(F3.5-6.4)の撮影が可能だ。
画像処理エンジンには「BIONZ X」を搭載し、全画素超解像技術および重ね合わせ連写を併用することで最大ISO 12800相当の高感度撮影ができる。
動画撮影では、従来のAVCHDに加えて、50Mbpsという高ビットレート記録ができる「XAVC S」にも対応する。
そのほか、無線LANを内蔵しており、撮影機能を追加できる「PlayMemories CameraApps」にも対応する。
ポップアップ式EVFを内蔵する
「DSC-HX90V」
WX500はファミリー層向けのモデルだが、カメラ趣味層をターゲットにしたのが「DSC-HX90V」(予想実売価格6万円前後)だ。
基本機能はWX500を踏襲しつつ、HX90Vには有機ELパネルを採用したポップアップ式のEVFを内蔵。さらにレンズ周囲にはコントロールリングを配置し、マニュアルフォーカスや感度設定、露出補正などを割り当てられる。
本体サイズは幅102×奥行35.5×高さ58.1mm、重量は約245gと、WX500よりはやや大きく重くなるが、30倍光学ズームレンズとEVFを内蔵したコンデジとしては世界最小となる。