音声通話は割高なのでIP電話サービスも要検討!
通話はまったくしないという人はともかく、ある程度通話することを計画している人は、海外では高くなる通話費用にも注意が必要だ。最近の定額通話に慣れた感覚で通話をしてしまうと思わぬ高額請求につながる。海外ローミングの場合は着信もお金がかかり、1分あたり100円以上かかる国がほとんどなので着信も油断できない。
そこで、パケットに余裕があるならばIP電話サービスの利用を検討したい。通信状態によって通話品質にムラがあるものの、国内の固定電話や携帯電話への通話が比較的安く通話できたり、通話先によっては無料通話ができる。
スマートフォンなどから使えるIP電話サービスの代表的なものは、OCNの「050plus」(関連リンク)。月額324円と有料だがOCNのサービスとセット割もある。格安SIMでOCNを使っている人は活用するとお得だろう。
050plus同士の通話は無料で、国内一般電話は8.64円/3分、携帯電話は17.28円/分。サービスの利用には050からはじまる電話番号を使うが、電話を受ける場合は携帯電話から着信転送サービスを利用することもできる。携帯電話が通話定額プランならば転送にも通話料はかからない。
また、通話をスマホアプリの通話機能で済ませてしまうこともできる。代表的なものとしてはLINEの通話機能「LINE電話」(関連リンク)がある。LINEはLINE内の無料通話のほか、有料で他の携帯電話や固定電話にかける機能もある。特に中国やアメリカへの通話が安いため、国内にいても利用価値がある。
滞在日数が多い場合はルーターのレンタルという選択肢も!
渡航先でたくさんのデータ通信をしたい場合や、滞在が数日では済まない場合が見込めるならば、モバイルルーターのレンタルや現地SIMがコスト的にもリーズナブルとなる。
渡航先への通話や渡航先からたくさん電話がかかってくる状況であれば、現地SIMも検討したい。
ルーターのレンタルサービスは非常にたくさんあるので、どれを選ぶか迷うところだが、単純に費用だけで選ぶのであれば、価格比較サイトに海外ルーターレンタルの項目があるので、参考にするのもいいだろう。
できれば、サポートがしっかりしたものがよく、機器の受け渡し場所、盗難紛失などアクシデントの際の費用などもよく比較したほうがいいだろう。また、あると便利なオプションやアダプター類が別費用ということもあるので、しっかり確認しておく必要がある。
(次ページに続く、「ドコモ端末ならSIMロック解除でそのまま海外へ)」
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