秋葉原ソフマップ本館4階の組立PCパーツエリアにて、桐島ローランド氏が登壇するイベント「最新パソコンのススメ!! 2015春アップデート」が開催された。
桐島ローランド氏が登壇するイベント「最新パソコンのススメ!! 2015春アップデート」
セッション1では、マイクロソフトの徐 夕瑩さんが、Windows 8.1について解説。Windows 7から8.1にアップデートすることで、さまざまな作業の処理時間が短縮されることをベンチマークデータを交えて紹介した。
日本マイクロソフト OEM統括本部の徐 夕瑩さん
Wondows 8.1を使うことのメリットを紹介した
Windows 8.1はOSの起動時間が7の約2.5倍早い。XPと比べると約3.3倍早い
Windows 8.1の終了時間は7の約1.6倍、XPの約2.8倍早い
ファイルコピーは、7と比べて写真で約2.3倍、動画で約3.3倍高速
ウェブの閲覧でも、7より約2倍高速だという
協賛のインテルは、PCI Express接続の超高速SSD「Intel SSD 750」を紹介。これには桐島ローランド氏も興味津々
協賛のGIGABYTEは、USB 3.1の増設カード「GC-USB3.1」を5月に発売すると発表した
セッション2では、フォトグラファーの桐島ローランド氏と、アドビ システムズの古田 正剛氏が、空撮映像を使った4K動画編集術をレクチャーした。
Core i7-5930KとGeForce GTX 980を搭載したマシンなら、リアルタイムで4K動画を編集できることを実演。夕日で赤く染まるようにカラーバランスを変更したり、露出を変更して室内が明るく見えるように動画を編集してみせた。
桐島氏は、プレビューを見ながら色の変更や再生速度の変更ができるので、レンダリングを待つ必要もなく、誰でも簡単に動画編集ができると熱弁していた。
フォトグラファーの桐島ローランド氏(写真左)と、アドビ システムズの古田 正剛氏(右)。自作マニアの桐島氏は、GeForce GTX 970を3枚搭載したPCを仕事で使用しているという
使用した動画編集ソフトはアメリカで先行公開された「Adobe Premiere Pro CC 2015」の試作バージョン。Lightroomの操作性を取り入れたのが特徴で、古田氏によると、暖かくなるころまでには発売予定とのこと
ホワイトバランスとトーンを調整して、灯台を夕日に染めている様子。プレビューを見ながらリアルタイムで色の調整が可能だ
映像時のブレをワークスタビライザー機能で自動補正。手ブレもこの機能でかなり補正できるという。この手の補正を加えても、4K解像度ならほとんど画質が劣化しないとのこと。さらに字幕も追加している
屋外から屋内にカメラが移動した時は露出が極端に変わるため、室内が暗く映ってしまう。そこで露出を補正したうえで、突然映像が明るくならないよう加工を進めていく。これも指示するだけでソフトが自動で処理してくれる
ラジコン好きな桐島氏は、「DJI S1000」などのドローンを操作してさまざまな空撮映像を撮ってきたという。最近ネガティブな話題でもちきりのドローンについて同氏は、「5kgもある機械が頭上から落下してきたら危険、操縦するためには免許制にするなどの法改正が必要だろう」と持論を語った。
それと同時に、法律でガチガチに固められてドローンの利便性が失われる危機感も指摘。自作マニアにとって、PCもドローンも機械いじりという意味では同じ。楽しい趣味が肩身の狭い嗜好にならないことを祈りたい。