
CPUにCore i7-4710HQ(2.50GHz)を採用した「dynabook TB67/NG」
一般的な15.6型よりも大きな画面のノートを探しているなら、東芝の直販サイト「東芝ダイレクト」で限定販売されている17.3型モデルがおすすめだ。画面が大きいだけでなく、基本スペックが高い点も特徴。さらに直販ならではのお得な価格で購入できるとあって、PC初心者から上級者まで幅広い層の人気を集めている。
前回は1920×1080ドットのフルHDモデル3機種について紹介したが、ラインナップとしては1600×900ドットの2機種も用意されている。そこで今回はHD+対応モデルの「dynabook TB67」と「dynabook TB57」の違いについて紹介しよう。
東芝17.3型HD+ノートの主なスペック | ||
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製品名 | dynabook TB67/NG | dynabook TB57/NB |
CPU | Core i7-4710HQ(2.50GHz) | Core i5-4210U(1.70GHz) |
メモリー | 8GB | 8GB |
ディスプレー | 17.3型 HD+(1600×900ドット)液晶 | 17.3型 HD+(1600×900ドット)液晶 |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 4600(CPU内蔵) | インテル HD グラフィックス 4600(CPU内蔵) |
ストレージ | 750GB HDD | 750GB HDD |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0、1000BASE-T対応有線LAN | IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0、1000BASE-T対応有線LAN |
インターフェース | USB3.0端子×2、USB2.0端子×2、HDMI(4K出力対応)、アナログRGB、有線LAN、ヘッドホン出力、SD/SDHC/SDXCカードリーダ | USB3.0端子×2、USB2.0端子×1、HDMI、アナログRGB、有線LAN、ヘッドホン出力、SD/SDHC/SDXCカードリーダ |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチ | DVDスーパーマルチ |
サウンド機能 | オンキヨー製ステレオスピーカー | ステレオスピーカー |
サイズ/重量 | 幅413×奥行き268×高さ33.7mm/約2.7kg | 幅413×奥行き268×高さ33.7mm/約2.7kg |
バッテリー駆動時間 | 約3.8時間(JEITA2.0) | 約4.5時間(JEITA2.0) |
OS | Windows 8.1 Update(64ビット) | Windows 8.1 Update(64ビット) |
Office | Office Home and Business Premium/なし | Office Home and Business Premium/なし |
「dynabook TB67」と「dynabook TB57」のスペックをチェック
「dynabook TB67」と「dynabook TB57」の違いは、以下の表のとおりだ。もっとも大きな違いはCPUだが、それ以外の細かな点についてもいろいろ異なっている。
1717.3型ノート2製品の違い | ||
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dynabook TB67 | dynabook TB57 | |
CPU | Intel Core i7-4710HQ(2.50GHz) | Intel Core i5-4210U(1.70GHz) |
グラフィックス | インテルHDグラフィックス4600(CPU内蔵) | インテルHDグラフィックス4400(CPU内蔵) |
無線機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11b/g/n |
駆動時間 | 約3.8時間(JEITA2.0) | 約4.5時間(JEITA2.0) |
本体カラー | サテンゴールド | ブラック |
スピーカー | オンキヨー製ステレオスピーカー | ステレオスピーカー |
HDMI出力 | 最大3840×2160ドット | 最大1920×1080ドット |
キーボード | 抗菌キーボード | 標準キーボード |
CPUの違いについては、以下の表でご確認いただきたい。漠然と「Core i7のほうがパワーが上」とイメージするだけでもいいのだが、実は動作周波数以外の部分も違っている。たとえば消費電力量の目安となるTDPについては、Core i7-4710HQのほうが大きい。これにより、バッテリー駆動時間にも差がでてくるのだ。またCore i7はインテルの仮想化技術に対応している点も挙げられる。
CPUの性能の違い | ||
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Core i7-4710HQ(dynabook TB67) | Core i5-4210U(dynabook TB57) | |
コア数/スレッド数 | 4/8 | 2/4 |
動作周波数 | 2.5GHz | 1.7GHz |
最大動作周波数 | 3.5GHz | 2.7GHz |
キャッシュ | 6MB | 3MB |
TDP | 47W | 15W |
内蔵グラフィックス | インテルHDグラフィックス4600 | インテルHDグラフィックス4400 |
VT-d | 対応 | 非対応 |
動画の編集や写真加工などの負荷の高い作業を行なう場合、あるいは開発系の職種で仮想化ソフトを利用する機会が多いなら、Core i7-4710HQを搭載する「dynabook TB67」を選んだほうがいいだろう。逆に言えば、それ以外の用途ならCore i5-4210U搭載の「dynabook TB57」でもOKということだ。
グラフィックス機能については、両モデルともCPU内蔵のGPUを利用する。3D性能はそれほど高くはないが、インテルHDグラフィックス4600のほうがインテルHDグラフィックス4400よりも少しだけパワーが高い。具体的に説明すると、インテルHDグラフィックス4600を利用する「dynabook TB67」なら、国内で人気のオンライン3DゲームをフルHDの標準画質で問題なく遊べるというレベル。
「dynabook TB57」では1280×720ドットの解像度でならプレーはできるが、フルHDは少々厳しい。作業の合間にゲームをプレーすることがあるなら、「dynabook TB67」を選んだほうがいいだろう。
無線LANにも違いあり
無線機能については、「dynabook TB67」は最新規格の11acに対応しているが、「dynabook TB57」は11b/g/nにしか対応していない。ここからわかるのは、「dynabook TB67」は2.4GHz/5GHz帯の無線周波数に対応しているのに対し、「dynabook TB57」は2.4GHz帯にしか対応していないということだ。
2.4GHz帯の周波数は一部の家電でも利用されているほか、オフィスや集合住宅の無線LANルーターで使われていることが多い。そのため、混線によって通信速度が低下する場面もしばしば見受けられる。だが5GHz帯はまだ利用者が少なく、混線の影響を受けにくい状況だ。無線で快適に通信したいという場合は、5GHz帯の周波数を利用する「dynabook TB67」をおすすめしたい。もっとも、1000BASE-T対応の有線LANで最大1Gbpsの高速通信を利用するというなら、どちらのモデルでも関係なく利用できる。
本体カラーはサテンゴールドとブラックだが、
本体カラーについては、「dynabook TB67」はサテンゴールドで「dynabook TB57」はブラックを採用している。高級感は「dynabook TB67」のほうが上だが、PC自体の性能に大きく関わる部分ではない。どちらか迷ったときの判断材料のひとつ程度に考えていたほうがいい。
直販ならではのお得な価格でゲット!
続いて、「dynabook TB67」と「dynabook TB57」の価格について見てみよう。両モデルともオフィスなしのモデルと「Office Home and Business Premium プラス Office 365 サービス」が付属するモデルが用意されている。直販サイト「東芝ダイレクト」での通常価格は、以下の表のとおりだ。
「東芝ダイレクト」での通常価格 | ||
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dynabook TB67 | dynabook TB57 | |
オフィスなしモデル | 13万1000円 | 10万7000円 |
オフィス搭載モデル | 15万円 | 12万6000円 |
東芝の会員向けサービス「Room1048(ルームトウシバ)」に登録することで、よりお得な会員向けの価格で購入できる。それぞれのモデルの会員価格は以下の表のとおり。通常価格よりも大きく値引きされていることがおわかりいただけるだろう。マシンを購入していなくても無料で会員登録できるので、この機会にぜひ登録していただきたい。
会員登録後の販売価格 | ||
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dynabook TB67 | dynabook TB57 | |
オフィスなしモデル | 8万2000円(37.4%オフ) | 7万2500円(32.2%オフ) |
オフィス搭載モデル | 9万7500円(35%オフ) | 8万8000円(30.2%オフ) |
※1月8日午前10時まで開催されているキャンペーンの価格 |
もっとも安いのは「dynabook TB57」のオフィスなしモデルで、価格は7万2500円となっている。17.3型でCore i5-4210U(1.70GHz)と8GBメモリーを搭載しているマシンとしては、破格の値段といえるのではないだろうか。CPUにCore i7-4710HQ(2.50GHz)を搭載した「dynabook TB67」でも、8万2000円とお得感が高い。まさに直販モデルならではのコストパフォーマンスの高さだ。
一般利用なら安価な「dynabook TB57」がお勧め
ではどちらのモデルを選ぶべきかという点についてだが、一般的な利用なら「dynabook TB57」で十分だと筆者は考えている。一般的な利用とは、メールやネット、文書作成、簡単な写真編集などだ。Core i5-4210U(1.70GHz)は十分パワフルなCPUであり、さらにメモリーを8GB搭載しているならひと通りの作業は快適に行なえる。ほとんどの人が、「dynabook TB57」の性能で問題ないはずだ。
だが、負荷の高い作業を行なうなら、よりパワフルな「dynabook TB67」を選んだほうがいい。たとえば動画の編集やエンコード、デジタル一眼レフで撮影した写真の現像などを行なうなら、4コア/8スレッドで動作する「dynabook TB67」のほうが有利だ。
プロ/ハイアマチュア向けの高度なソフトでも、メモリー容量が8GBあれば問題なく利用できる。より多くのメモリー容量を求めるなら自分で16GBに増設するという手もあるが、標準で16GBメモリーを搭載したフルHDモデルを購入したほうがお手軽だ。また3Dゲームで遊ぶことも考えているなら、3D性能の高い「dynabook TB67」を選ぶべきだろう。
お得な特典やキャンペーンを活用しよう
東芝の「Room1048」に会員登録すると、PC本体だけでなく一部の周辺機器もお得な会員価格で購入できる。たとえばバッテリーの予備や交換用に利用できる「バッテリパック61AM」は、通常価格2万円のところ10%オフの1万8000円で購入できる。そのほかにもUSBメモリーやマウスなどが用意されているので、必要に応じて購入するといいだろう。
マシンを長く利用する上で欠かせないのが、長期保証サービスだ。「東芝ダイレクト」では通常のメーカー保証は1年間だが、有償の「東芝PCあんしん3年延長保証」を利用することでメーカー保証期間を3年間に延長できる。また通常のメーカー保証では対応できない破損や水こぼし、災害、盗難にも対応できる「東芝プレミアム保証」(3年間)もおすすめだ。
さらに現在、マシンを買い替えた人向けに「PCのデータ移行も、東芝にまかせちゃおう!キャンペーン」が実施されている。これは、いままで使っていた古いマシンと対象商品のdynabookをメーカーに送ることで、データの移行を無料で行なってくれるというもの。
往復の送料は自己負担となるが、本来なら7100円の「東芝PC移行作業代行サービス取引サポート(データ引越しパック)」が無料となるお得なキャンペーンだ。ぜひこの機会に利用していただきたい。
