シャープは11月20日、従来機に比べて出力を約3.5%向上させた住宅用太陽電池モジュール「BLACKSOLAR」シリーズを発表、12月9日より発売する。モジュールと機器に対する業界初の20年無償保証が付与されているのが大きな特徴。
単結晶太陽電池モジュールで、セルの裏面に電極を配するバックコンタクト構造を採用、電極密度も高めて従来無効になっていたエリア(セル周辺部分)のうち45%を活用できるようにしたほか、配線の密度も高めて損失を低減させるなどの工夫を行い、モジュールとしての変換効率は最大18.2%(NQ-210AD)を実現した。
また、従来同社太陽電池は長方形モジュールだったが、三角形状のパネルもラインナップが加わった。標準タイプに加えてコンパクト形を用いて面積を調整、さらに寄棟屋根ので斜め部分に配置することで、住宅屋根の設置容量を約3割有効に活用できるという。
さらに、太陽電池モジュールの出力と機器を20年間、システム機器(パワコン/電力モニター/架台)を15年間保証する業界初の「BLACKSOLARプレミアム保証」が無償で付与されるのが特長(従来機種では無償で10年、有償で15年保証)。
製品ラインナップは、標準タイプの「NQ-210AD」(公称最大出力210W、幅1165×奥行き990×厚み46mm)が12万9600円、コンパクト形「NQ-148AD」(148W、幅990×奥行き856×厚み46mm)が9万8388円、コーナータイプの 「NQ-095LD/NQ-095RD」(95W、幅990×奥行き1092×厚み46m)が6万3612円。