上質な使い心地のハイスペックモデルと、コストパフォーマンスに優れるベーシックモデル
富士通のA4スタンダードノート「LIFEBOOK AH」シリーズはどれが買い!? (1/3)
2014年10月03日 08時00分更新
15.6型のディスプレーを搭載したA4スタンダードノートは、PC市場のなかでもっとも売れている製品カテゴリーだ。ラインアップもかなり多く、マシンパワーと使い勝手をとことん追求したハイエンドモデルから、スペックを抑えて低価格を実現したエントリーモデルまで、さまざまな製品がリリースされている。実際に2014年の夏モデルとしては店頭モデルだけでも30機種以上が発売されており、どれを選べばいいのか迷っている人も多いだろう。
そこでおすすめしたいのが、富士通のA4スタンダードノート「LIFEBOOK AH」シリーズだ。店頭モデルのラインナップとしては、高いスペックと上質なボディにこだわった「LIFEBOOK AH77/R」や、手頃な価格でありながら実用的な性能を持つ「LIFEBOOK AH53/R」などを用意。さらに、予算や用途に応じてパーツ構成をカスタマイズできる「カスタムメイドモデル」も用意され、ハイスペック志向の「LIFEBOOK WA2/R」と7万円台から購入可能なエントリー向けの「LIFEBOOK WA1/R」の2種類を選択できるのだ。今回はこのおすすめモデル4機種について、外観や使い勝手の違いを中心に紹介しよう。PC選びで迷っている人は、ぜひ参考にしていただきたい。
LIFEBOOK AHシリーズの主なスペック | ||||
---|---|---|---|---|
LIFEBOOK AH77/R (店頭モデル) | LIFEBOOK WA2/R (直販モデル) | LIFEBOOK AH53/R (店頭モデル) | LIFEBOOK WA1/R (直販モデル) | |
CPU | Core i7-4712HQ(2.30GHz) | Core i7-4712HQ(2.30GHz) | Core i7-4702MQ(2.20GHz) | Core i5-4210M(2.60GHz)/Core i3-4000M(2.40GHz)/Celeron 2950M(2.00GHz) |
メモリー | 8GB | 8/16GB | 8GB | 4/8GB |
ディスプレー | 15.6型、1920×1080ドット、タッチ対応、外部出力4096×2304ドット | 15.6型、1366×768ドット、外部出力1920×1200ドット(アナログRGB)/1920×1080ドット(HDMI) | ||
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 4600 | インテル HD グラフィックス 4600(Core i選択時)/インテル HD グラフィックス(Celeron選択時) | ||
ストレージ | 1TB HDD | 500GB/1TB HDD、1TBハイブリッドHDD | 750GB HDD | 500GB/1TB HDD |
光学式ドライブ | BDXL対応Blu-rayディスクドライブ | BDXL対応Blu-rayディスクドライブ/DVDスーパーマルチドライブ | ||
通信機能 | 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、NFC | 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS | ||
インターフェース | USB 3.0端子×4、HDMI端子、ヘッドホン端子、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット | USB 3.0端子×3、USB 2.0×1、HDMI端子、アナログRGB端子、ヘッドホン端子、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット | ||
本体サイズ/重量 | 約幅377.2×奥行き256.6×高さ16~23.8mm/約2.5kg | 約幅378×奥行き252×高さ25.5mm/約2.2kg | ||
バッテリー駆動時間 | 約2.5時間 | 約3.7時間 | 約2.9時間(Core i5、Celeron選択時j)/約3時間(Core i3選択時) | |
Office | Office Home and Business 2013 | なし/Office Personal 2013/Office Home and Business 2013 | Office Home and Business 2013 | なし/Office Personal 2013/Office Home and Business 2013 |
OS | Windows 8.1 Update(64bit) |
4機種の本体デザインを比較!
まずは「LIFEBOOK AH」シリーズの外観から見てみよう。今回取り上げる4機種はすべて同じシリーズにラインナップされているが、ハイスペックモデルとベーシックモデルでデザインが異なっている。ハイスペックモデルに分類される「LIFEBOOK AH77/R」と「LIFEBOOK WA2/R」は本体の高さが16~23.8mmとA4ノートとしてはかなり薄く、全体的にシャープな印象だ。それに対してベーシックモデルの「LIFEBOOK AH53/R」と「LIFEBOOK WA1/R」はA4ノートしては標準的なサイズにまとまっている。
本体カラーとしては「LIFEBOOK WA1/R」を除いて、シャイニーブラックとアーバンホワイト、シャイニーレッドの3種類を用意。「LIFEBOOK WA1/R」はシャイニーブラックの1色のみだ。色の名前は同じだが、ハイスペックモデルではやや光沢が抑えられているぶん高級感があるように感じた。
設置面積はハイスペックモデルが約幅377.2×奥行き256.6mmで、ベーシックモデルが約幅378×奥行き252mm。数値で見るとハイスペックモデルのほうがやや大きいが、実際に両モデルを比べてみるとほぼ同じサイズに見える。どちらもA4ノートとしては標準的な大きさだ。
高さに関しては、ハイスペックモデルとベーシックモデルで大きく異なる。ハイスペックモデルでは最薄部で16mm、最厚部でも23.8mmと、15.6型ノートとしてはかなり薄め。それに対してベーシックモデルでは高さ25.5mmと標準的な厚さだ。
重量はハイスペックモデルが約2.5kgであるのに対し、ベーシックモデルは約2.2kgとやや軽い。ただし持ち歩き用ではないため、それほど大きな違いはないだろう。あえてデザインで選ぶなら、薄くてスタイリッシュな「LIFEBOOK AH77/R」か「LIFEBOOK WA2/R」を選ぶ手はある。
(次ページ、「バッテリーやパーツの交換はベーシックモデルのほうが簡単」に続く)
この連載の記事
-
sponsored
第3回 パワーと価格、どっちで選ぶ? 「LIFEBOOK AH」ベーシックモデルのオススメはコレだ -
sponsored
第2回 店頭モデルか直販モデルか、富士通「LIFEBOOK AH」ハイスペックモデルの性能を比較 -
sponsored
第1回 富士通のA4スタンダードノート「LIFEBOOK AH」シリーズはどれが買い!? - この連載の一覧へ