お得なのはどっち?
店頭モデルか直販モデルか、富士通「LIFEBOOK AH」ハイスペックモデルの性能を比較 (1/2)
2014年10月06日 08時00分更新
自宅や会社のデスクでじっくりと作業するなら、画面が大きくて拡張性に優れたA4サイズのスタンダードノートがおすすめだ。前回のレビューでは富士通「LIFEBOOK AH」シリーズから、ハイスペックモデルとベーシックモデル4機種の外観やインターフェースについて紹介した。今回はハイスペックモデルの2機種についてパーツ構成やベンチマーク結果を交えながら、マシンパワーの違いを検証したい。
LIFEBOOK AHシリーズの主なスペック | ||||
---|---|---|---|---|
LIFEBOOK AH77/R (店頭モデル) | LIFEBOOK WA2/R (直販モデル) | LIFEBOOK AH53/R (店頭モデル) | LIFEBOOK WA1/R (直販モデル) | |
CPU | Core i7-4712HQ(2.30GHz) | Core i7-4712HQ(2.30GHz) | Core i7-4702MQ(2.20GHz) | Core i5-4210M(2.60GHz)/Core i3-4000M(2.40GHz)/Celeron 2950M(2.00GHz) |
メモリー | 8GB | 8/16GB | 8GB | 4/8GB |
ディスプレー | 15.6型、1920×1080ドット、タッチ対応、外部出力4096×2304ドット | 15.6型、1366×768ドット、外部出力1920×1200ドット(アナログRGB)/1920×1080ドット(HDMI) | ||
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 4600 | インテル HD グラフィックス 4600(Core i選択時)/インテル HD グラフィックス(Celeron選択時) | ||
ストレージ | 1TB HDD | 500GB/1TB HDD、1TBハイブリッドHDD | 750GB HDD | 500GB/1TB HDD |
光学式ドライブ | BDXL対応Blu-rayディスクドライブ | BDXL対応Blu-rayディスクドライブ/DVDスーパーマルチドライブ | ||
通信機能 | 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、NFC | 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS | ||
インターフェース | USB 3.0端子×4、HDMI端子、ヘッドホン端子、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット | USB 3.0端子×3、USB 2.0×1、HDMI端子、アナログRGB端子、ヘッドホン端子、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット | ||
本体サイズ/重量 | 約幅377.2×奥行き256.6×高さ16~23.8mm/約2.5kg | 約幅378×奥行き252×高さ25.5mm/約2.2kg | ||
バッテリー駆動時間 | 約2.5時間 | 約3.7時間 | 約2.9時間(Core i5、Celeron選択時j)/約3時間(Core i3選択時) | |
Office | Office Home and Business 2013 | なし/Office Personal 2013/Office Home and Business 2013 | Office Home and Business 2013 | なし/Office Personal 2013/Office Home and Business 2013 |
OS | Windows 8.1 Update(64bit) |
店頭モデルと直販モデルでメモリーとストレージが異なる
富士通のA4スタンダードノート「LIFEBOOK AH」シリーズは、高いスペックと上質な使い勝手を追求した「ハイスペックモデル」と、コストパフォーマンスに優れた「ベーシックモデル」の2種類に分類される。今回紹介する「LIFEBOOK AH77/R」と「LIFEBOOK WA2/R」は、どちらもハイスペックモデルにカテゴライズされるモデル。「LIFEBOOK AH77/R」は店頭販売向けにスペックを固定した「カタログモデル」で、「LIFEBOOK WA2/R」はパーツ構成をカスタマイズできる「カスタムメイドモデル」だ。
CPUは両モデルともに、クアッドコアのCore i7-4712HQを採用している。動作周波数は2.30GHzで、ターボ・ブースト利用時の最大動作周波数は3.3GHzだ。インテル独自の仮想化技術やセキュリティー技術にも対応しているので、会社の社内ネットワークで利用するのにも適している。
グラフィックスはCPU内蔵のインテル HD グラフィックス 4600を利用。どちらも性能的には同じだ。外付けGPUと比べると3D描画性能は劣るものの、中規模クラスの3Dゲームなら問題なくプレーできるパワーを持っている。
メモリー容量については店頭モデルの「LIFEBOOK AH77/R」は8GBだが、直販モデルの「LIFEBOOK WA2/R」では8GBか16GBのどちらかを選択できる。複数のソフトを同時に扱ったり、写真の加工や動画編集など重めのソフトを扱うなら、メモリー容量は多いほうがいい。
ストレージについては、「LIFEBOOK AH77/R」が1TB HDDを採用しているのに対し、「LIFEBOOK WA2/R」では500GB/1TB HDD/1TB ハイブリッドHDDのなかからいずれかを選べる。一般的にはフラッシュメモリーをキャッシュに使うハイブリッドHDDのほうが標準的なHDDよりも高速だ。
ディスプレーはどちらも15.6型の1920×1080ドットで、タッチ機能に対応している。光学ドライブがBDXL対応Blu-rayディスクドライブである点も同じ。パーツ構成的には、メモリー容量とストレージの種類の違いが「LIFEBOOK AH77/R」と「LIFEBOOK WA2/R」の差だ。
(次ページ、「基本性能はほぼ変わらず。ゲームのプレーは直販モデルが有利」に続く)
この連載の記事
-
sponsored
第3回 パワーと価格、どっちで選ぶ? 「LIFEBOOK AH」ベーシックモデルのオススメはコレだ -
sponsored
第2回 店頭モデルか直販モデルか、富士通「LIFEBOOK AH」ハイスペックモデルの性能を比較 -
sponsored
第1回 富士通のA4スタンダードノート「LIFEBOOK AH」シリーズはどれが買い!? - この連載の一覧へ