上質な使い心地のハイスペックモデルと、コストパフォーマンスに優れるベーシックモデル
富士通のA4スタンダードノート「LIFEBOOK AH」シリーズはどれが買い!? (3/3)
2014年10月03日 08時00分更新
インターフェースの違いにそれぞれのメリットが
続いて、「LIFEBOOK AH」シリーズ各モデルのインターフェースについて見てみよう。ハイスペックモデルでは周辺機器用としてUSB 3.0端子×4、映像出力用にHDMI端子、有線ネットワーク接続用に1000BASE-T対応有線LAN端子が用意されている。対応する無線通信機能はIEEE 802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.0+HS、NFCの構成だ。メモリーカードスロットの対応メディアは、SD/SDHC/SDXCとなっている。
それに対してベーシックモデルでは周辺機器向けにUSB 3.0端子×3、USB 2.0端子×1、映像出力用にHDMI端子とアナログRGB端子、そのほかのインターフェースとして有線LAN端子とSD/SDHC/SDXCを用意。対応する無線機能はIEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LANとBluetooth 4.0+HSの構成だ。
USB 3.0端子についてはハイスペックモデルのほうが多いが、USB 2.0を含めた端子の総数は両モデルとも変わらない。それよりもむしろ、ハイスペックモデルではNFCに、ベーシックモデルではアナログRGB端子に対応している点に注目したい。NFCはスマホやタブレットのペアリングに利用可能で、アナログRGB端子はプロジェクターや外付けディスプレーの接続用だ。利用用途が異なるのでどちらが優れているとは言えないが、仕事で汎用的に使うという点ではアナログRGB端子を搭載するベーシックモデルのほうが有利かもしれない。
また「LIFEBOOK WA1/R」は購入時に光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブかBDXL対応Blu-rayディスクドライブを選択できるが、ほかの3機種についてはBDXL対応Blu-rayディスクドライブのみに対応している。Blu-rayディスクドライブはDVDスーパーマルチドライブの上位互換であるため性能的には優れているが、予算を安く抑えるならDVDスーパーマルチドライブの選択肢があったほうがありがたい。
インターフェースの構成的には両モデルともほぼ同じ構成だが、微妙な違いにそれぞれのメリットがある。あえて分類するなら、ベーシックモデルは標準的なビジネス向けの構成で、ハイスペックモデルは最新のデバイスや周辺機器を使いこなしたい人向けと言えるだろう。利用用途に応じて、最適なモデルを選びたい。
上質な使い心地のハイスペックモデルと、コストパフォーマンスに優れるベーシックモデル
以上のように、同じ「LIFEBOOK AH」シリーズでもハイスペックモデルとベーシックモデルではマシンの性格が大きく異ることがおわかりいただけたと思う。総合的に見ると、PCとしての使い心地を重視するならハイスペックモデル、コストパフォーマンスを求めるならベーシックモデルを選ぶべきだ。
とはいえ、実際のパソコン選びにはさらにCPUやメモリー、ストレージなどのパーツ構成も重要となる。今回はそれぞれのモデルについて外観やインターフェースの違いについて紹介したが、次回以降はそれぞれのパーツ構成やベンチマーク結果から見た実際の性能について紹介しよう。
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