カシオ計算機は9月3日、GPS電波と標準電波を受信するハイブリッド電波ソーラーウオッチをOCEANUSから、Bluetoothでスマホと連動するワールドタイムソーラーウオッチをEDIFICEから発表した。共に世界初のフルメタルケース化だ。
OCEANUS「OCW-G1000-1A」には、2014年7月にG-SHOCKブランドで発売したハイブリッド電波ソーラーウオッチ「GPW-1000」のアンテナからさらに進化、メタルケース対応の新GPSアンテナを開発し搭載した。ノイズ干渉を克服し、小型GPSアンテナ、GPS受信用回路、時計用回路を1つの基板上に配置。発電効率が高い遮光分散型のソーラーセルによりGPS衛星電波受信に必要な電力を確保した。
電波時計の利便性は維持し、標準電波を受信できない地域では、GPS衛星から現在位置・時刻情報を取得。位置情報からタイムゾーンやサマータイムの有無を判断し、自動で正確な時刻を表示するなどの機能はG-SHOCK GPW-1000と同じだ。GPW-1000と異なり、メタルケースを採用することでスーツ着用など、ビジネスシーンに適した装いに相応しいモデルとなった。
発売は10月25日、ステンレススチールモデルは21万6000円、ブラックDLCを施したモデルが2種、24万8400円だ。
EDIFICE「EQB-500」は、ワールドタイム設定、アラーム設定、メール着信の有無、携帯電話探索等を専用アプリ「CASIO WATCH+」経由でスマートフォンと連動する。腕時計の機能が多様化するとボタン操作が複雑になりがちだが、各種設定はスマートフォン上で指定できるため、スマホの機能を使う感覚で操作できる。ステンレススチールモデルは10気圧防水で、こちらもビジネスシーンに適した装いに相応しいモデルでありながら、4万3200円(ブラックDLCモデルは5万4000円)と思い切った価格設定になっている。発売は9月30日。
専用アプリCASIO WATCH+は、iOS、Androidがそれぞれあり、動作確認済み端末はカシオのサイト上に掲載されている。