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YouTubeが新音楽配信に向け、一部レーベルをブロックか

2014年06月18日 17時00分更新

加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 米グーグル傘下のYouTubeでは現在、多くの音楽レーベルの音楽やミュージックビデオを視聴できるが、近日中に一部のインディーズ系レーベルのものが視聴できないようになりそうだ。英メディアのフィナンシャル・タイムズ(The Financial Times)が現地時間17日に報じた。

 YouTubeは、有料の新たな音楽配信サービスをスタートさせようとしている。すべての音楽レーベルからミュージックビデオの配信等ができるように準備を進めているなか、一部のインディーズ系レーベルとは契約がいまだ合意に至っていない。そこでYouTubeは契約合意に至らない音楽レーベルについては、近日中にYouTubeからブロックするという。

有料の新たな音楽配信サービスをスタートさせようとしているYouTube
有料の新たな音楽配信サービスをスタートさせようとしているYouTube

 現在、YouTubeから配信されている音楽やミュージックビデオには広告が表示されるが、新たな有料サービスでは広告は非表示。また、オフラインでも視聴できる機能を備える予定で、ユーザーにとっては音楽配信を楽しむ際の選択肢が広がるメリットがある。

 しかし、契約合意に至らない一部のインディーズ系レーベルによると、音楽レーベル側にとっては新サービスの導入にあたって交わす新たな契約内容に問題があるようだ。その契約がユニバーサルミュージックとソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナーミュージックという三大音楽レーベルにとって有利となるもので、到底受け入れがたく、YouTubeに対して拒否する姿勢をとっている。

 YouTube側によると、100%の契約を目指しているところ実際には95%にとどまっている。しかし、95%のままでサービスのスタートを目指す。今回の音楽配信ブロックはいわば、契約を拒否する残り5%のインディーズレーベルへの対抗措置。米アマゾンも参入するように、音楽配信サービスはIT業界にとっても重要なビジネスジャンルであるだけに、平行線をたどる両者が今後どのように展開するか注目したい。

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