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ネット上の住所・ドメイン名に「.tokyo(ドット東京)」登場

2014年04月07日 05時07分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 GMOインターネットはICANN公認ドメイン登録サービス「お名前.com」を運営しているが、7日から新たなトップレベルドメイン(Top Level Domain:TLD)として「.tokyo(ドット東京)」の「商標権者優先登録」の受付を開始した。

新たなトップレベルドメインとして誕生する「.tokyo」

新たなトップレベルドメインとして誕生する「.tokyo」

 「.tokyo」はホームページのURL(住所のようなもの)の末尾、一番右の「.(ドット)」とその右の文字列にあたるTLD。今回は、TLDの左に位置するドメインに社名や商品名、サービス名などの商標を入れる商標権者向けの優先登録(サンライズ)を受け付ける。「社名.tokyo」や「商品名.tokyo」、「サービス名.tokyo」といったドメインだ。「一般向け先行登録(ランドラッシュ)」は7月、一般登録は9月以降に受付開始を予定している。

 「.tokyo」は、ひと目で東京に関連するWebサイトであることを示すもの。2020年にオリンピックとパラリンピックの開催が決定しているだけに、今後ますます世界中から注目度が高まる「東京」をドメインに入れる意味は大きいだろう。

 同様に都道府県をドメインに入れる「都道府県型JPドメイン名」というサービスを日本レジストリサービスが展開している。これは「○○○.hokkaido.jp」「○○○.tokyo.jp」「○○○.nagasaki.jp」など、TLDの「.jp」の左隣に位置する第2レベルドメインに都道府県名を入れるものだが、サービス開始から半年も経たない2013年3月1日時点で、その累計登録件数が1万1078件で1万件を超えている。

 これは、都道府県名入りのドメインに対するニーズの高さを表しており、今回の「.tokyo」はなかでも注目度の高い「東京」であること、また、TLDに都道府県名を入れることでURLを短くできるといった点から、ユーザーの期待が大きいと予想される。登録数がどれだけ伸びるか今後に注目したい。

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