このページの本文へ

楽天、無料通話アプリ参入&経済圏を5億ユーザーに拡大

2014年02月17日 09時36分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 楽天は、無料通話・メッセージングアプリ「Viber(ヴァイバー)」を運営するキプロスのViber Media(ヴァイバー・メディア)を子会社化すると発表した。総額9億ドルでの買収となる。

 ヴァイバーは、世界で約2億8千万人の登録ユーザーを持ち、月間利用者数が1億人を超える無料通話・メッセージングアプリ。iOSやアンドロイドのほか、ウィンドウズやウィンドウズフォン、ブラックベリーにも対応。ヴァイバーアプリをインストールしていないスマホやパソコンをはじめ、固定電話などとも通話できる機能「Viber Out(ヴァイバー・アウト)」も備える。

 MMD研究所の調査によると、2013年に最も利用されたアプリのジャンルは「無料通話/チャット」(30.5%)で、2位は「SNS」14.5%、3位は「ゲーム」9.5%。また、米国のアプリ市場調査会社アップアニー(App Annie)の調査では、iOS/アンドロイドアプリの世界売上ランキングの上位に「LINE」(1位)や「Skype」(6位)、「WhatsApp Messenger」(9位)など、無料通話・メッセージングやSNSアプリが多数ランクインした。今回の買収によって楽天が同ジャンルに参入した意義は、この点から見て大きいと言える。

 ヴァイバーアプリにとっても、楽天のユーザー数が2億規模に及ぶため、仮に楽天ユーザーがヴァイバーアプリを利用するようになればユーザー数が世界で約5億にまで膨らむ。LINEアプリのユーザー数が世界3億4000万(6日に発表されたLINEの2013年通期業績より)であるのと比較すると、ヴァイバーのユーザー数はLINEに肩を並べるか上回る可能性を秘めることになる。

 楽天は、楽天の既存ユーザーにヴァイバーユーザーを加えた5億ユーザーに及ぶ「楽天経済圏」が新たに構築されることに意気込む。14年が楽天にとって世界への飛躍の年となるのか、今後の動向からは目が離せられない。

アンドロイド版ヴァイバーアプリの画面イメージ

アンドロイド版ヴァイバーアプリの画面イメージ

■関連サイト

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

アクセスランキング

  1. 1位

    トピックス

    キンキンに冷えてやがる! 夏でもぶっ倒れなくするファン付ウェアの進化形を見た!ワークマン「ZERO-STAGE ファンベスト」

  2. 2位

    AV

    テレビいらない族のための録画機、配線ほぼゼロ、YouTube感覚で番組を見られる「miyotto」がスマートすぎる

  3. 3位

    ウェアラブル

    毎年7月に売り切れるやつ!ソニーの「着るクーラー」が冷却2割増しで最長15時間も冷えるとか神機すぎ!「REON POCKET PRO Plus」

  4. 4位

    自動車

    「こんな小せぇJeepがあるか!」本国アメリカ人も驚く極小ハイブリッドSUVが日本上陸

  5. 5位

    iPhone/Mac

    iPhoneケース、卒業しました。これからは最高に使いやすい「iPhoneバック」で生きていきます。

  6. 6位

    トピックス

    「自動で爆風」普段着を強力9Vファン付きウェア化、イベントも外作業もクールだぜ!サンコー「爆風で上半身爽快『なんでもファン付きウェアにな~る』」

  7. 7位

    AI

    AIがBlenderを勝手に操作 3D制作のハードルが一気に下がった

  8. 8位

    スマホ

    モトローラが“全部入りアンドロイド”の新機種 ドコモやソフトバンクでは8GBメモリー搭載で約2万2000円!

  9. 9位

    AV

    あえて、レトロなスタイルで音楽聴くと楽しい。「Snowsky DISC」が刺さりすぎた36歳の体験談

  10. 10位

    AV

    ついに会話ができるスマートスピーカーが登場!Gemini対応の実力を試してみた!

集計期間:
2026年07月22日~2026年07月28日

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中