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レッツノートシリーズのうまみを1台に凝縮した、まさに”良いとこ取りモデル”

新「レッツノート MX3」は驚きの軽さ、光学ドライブ+タッチ対応、2in1のUltrabookで約1.2kg

2014年01月16日 11時00分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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ポイント2:軽いというのはノートパソコンにおいて正義だ

 軽量でもレッツノートならではの堅牢性は維持する。この難しい課題にもパナソニックは取り組んでいる。

 筆者は「指3本で安定して支えられる軽さ」が持ち歩きが苦にならないかどうかの1つの基準だと思っている。レッツノート MX3は指3本で安定するだけでなく、指3本で支えながら揺らしたり上下に動かしたりしても重心が安定している。約1.2kg前後のUltrabookというのは探してみれば意外にあるものだが、それよりも軽く感じるのはこうした安定感が一役買っているのだろう。

 それでは12.5型のディスプレーと光学ドライブを搭載しながら約1.2kgという軽さを実現した秘密はどこにあるのだろう? それは新素材「UHD合金」の採用だ。UHD合金とは、カーボンを混ぜたマグネシウム合金で、マグネシウムの結晶の隙間にカーボンの結晶を埋めることで結晶の粒径が小さくなる、面強度をより強くできるという。

 また天板も2枚のカーボン素材で発泡材をはさみ、強度を高めた新構造としている。厚さは0.6mmだが、ボンネット部分はほかよりも0.2mm厚い0.8mmの偏肉構造としており、ねじれや押しつぶしに強い。

天板を裏面から見ると、カーボン素材特有の編目があることが分かる。

 内蔵する光学ドライブは一般的な8.6mm厚だが、独自開発のドライブユニットにより通常140g超の重量を約81gまで減らしているという。こうしたことが可能になるのも丈夫な本体を実現しているからだろう。

 常に持ち運ぶノートパソコンにとって軽さは非常に重要なファクターだ。タッチ対応となった瞬間に重量が増してしまうノートが多い中、レッツノート MX3は極めて貴重な存在と言える。タブレットとして“も”使える点をアピールする薄型ノートは多いが、重量が増し、持ち運ぶ機会が減るのでは本末転倒だ。“積極的に持ち歩きたい軽さ”と“タッチが快適に使える”という2点が組み合わさって始めて、Windows 8.1時代のノートの条件がそろうといっても過言ではない。

ポイント3:フルサイズキーボードと新開発の先細スタイラス

 MX3のキーボードのキーピッチ(横方向)は19mmと、フルサイズになっている。また、キーストロークも2mmあり、1.2mm程度が主流のUltrabookと比較してかなり深く、しっかりとした打鍵感が得られる。同社独自のリーフトップ形状により、キーのポジションも把握しやすい。12.5型の薄型モデルでありながら、打鍵感はサイズに余裕のある14.0型クラス、あるいはデスクトップ代替ノートに匹敵すると言ってもいいだろう。

特徴的なリーフ型キーボード。19mmのフルピッチで、ストロークも2mmとUltrabookとしてはかなり深め。この打鍵感は最高だ

 また、タッチパッドにはレッツノート AX3シリーズ同様、左右ボタンとパッドが分離しているタイプだ。これは慣れや好みで意見が分かれるところだが、押し間違いや意図しない操作が起きがちな一体型と比べると、ビジネスに向いた仕様と言えるのではないだろうか。

このスタイラス、書き心地がとてもいい!

 そしてレッツノート MX3は、本体左側面に専用のスタイラスを内蔵している。静電容量式なのだが、ペン先は2mmと細く、先端は少し太めのボールペン程度だ。書込みの精度はとても良好で、手書きの文字や図形を狙った位置に狙い通り描ける。

 このくらい使い勝手がよければ、高解像度ディスプレー上でのタッチ操作が有効に活用できそうだ。ディスプレーの表面の手触りも良好で、スタイラスはもちろん指で操作した際の感度も抜群によい。さらさらとした表面で感度だけでなく触り心地もいい。

 ディスプレーの解像度は1920×1080ドットのフルHD。1366×768ドットのように粗が気になることも、2560×1440ドットのように細か過ぎてアイコンが小さいということもなく、12.5型の解像度としては適正といったところだろうか。アンチグレアパネルなのでグレアパネルのような鮮やかさは控えめだが、目に優しく疲れにくいという点でもビジネス主体の用途に適する。

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