“荒法師”の異名を持つナイジェル・マンセルの自伝を読んで以来、すっかり彼の虜になってしまった“アラフォー師”のヒビキタケルです。
コードマスターズが10月10日に発売するPS3/Xbox 360用ソフト『F1 2013』には、ナイジェル・マンセルをはじめとする1980年代を代表するドライバー、そしてマシンやサーキットが登場する“F1 CLASSICS”モードが搭載されています。
コードマスターズの『F1』シリーズといえば、F1の公式データを使用してどこまでもリアルに再現されたマシンを駆り、白熱したレースが楽しめるということで、モータースポーツファンには広く知られているタイトル。あのクオリティで、1980年代のマシンの走りを再現するということで、そりゃもう40代以降のF1ファンなら確実にホイホイされちゃいます。若いF1ファンも当時の映像は見たことがあると思うので、“懐カッコイイ”気持ちになって、ホイホイされちゃうでしょう。ええ。もちろん、オレもホイホイされましたよ(笑)。
そこで今回は、まだ『F1』シリーズを遊んだことがない人のために、本作の最大の特徴である“F1 CLASSICS”モードの魅力をご紹介。さらに、1980年代のF1を知るライター&編集者による座談会で、1980年代のF1がどれだけ熱かったかを語っていきます!
■まずは最新データに注目! 2013年度の白熱したF1レースが楽しめる!!
『F1 2013』は、マシンの外見や性能はもちろん、ハンドルの挙動やサーキットの特性などを、F1の公式データをもとに忠実に再現したレーシングゲーム。現時点でチャンピオン争いのトップを走るセバスチャン・ベッテルや、残りのレースで逆転を狙うフェルナンド・アロンソといったトップドライバーを操作して、レースの興奮を味わう“グランプリ”や、新人ドライバーとなってレースに参加しながらチャンピオンを目指す“キャリア”、一定の条件で規定のタイムにチャレンジする“トライアル”、オンラインで対戦する“マルチプレイヤー”、そして注目の“F1 CLASSICS”など、バラエティに富んだゲームモードが楽しめます。
▲最新の2013年シーズンのマシンやドライバーを収録。“F1 CLASSICS”が追加されたことで、年代の異なるF1マシンの対決が楽しめるというのは、なんともぜいたくな試みですよね! |
また、フリー走行や予選時には、加速システムのDRSが指定区域内でのみ使えるなど、2013年のルールに沿ったプレーが可能となっています。さらに、予選や決勝の途中でセーブができるようになったり、画面分割での対戦にも対応したり、システム面でも前作から大幅な進化を遂げています。
チュートリアルモードの“ヤングドライバー・テスト”では、マシンの操作法やレースのルール、DRSなどの加速システムの詳細などを、ビデオ映像を交えて解説してくれるので、F1に関する知識がない人や、レースゲーム初心者でも、すんなりと遊べる内容に仕上がっています。
▲競技規定だけでなく、最新の技術規定にも対応。ノーズの先端にバニティパネルがついているところにも注目です。 |
■“F1 CLASSICS”モードは4種類のサブモードでガッツリ遊べる!
そんな『F1 2013』で、これまでにない新機軸の要素として導入されるのが、往年のマシンでF1史に名を残すドライバーたちと戦える“F1 CLASSICS”モード。このモードでは、4種類のサブモードが用意されています。
▲“F1 CLASSICS”モードでは、ウイリアムズ・フェラーリ・ロータスの3メーカーによる計5台の懐かしいマシンに乗ることができます。ロケットを思わせるような、円錐形のボディが美しい! |
“グランプリ”は、自分の好きなマシンとドライバーを選択して、決勝レースを手軽に楽しめるというモード。へレスやブランズハッチなど、過去にF1グランプリが開催されたサーキットを使うこともできます。当然ながら、2013年度シーズンで使われているサーキットも選択可能です。
“シナリオモード”では、ライバルや自分の順位などがあらかじめ設定された特別なシチュエーションでレースが展開。難易度は3段階あり、勝てば褒章としてメダルが獲得できます。
“タイムアタック”は、指定されたマシンでゴーストとメダルを賭けて勝負するモード。また“タイムトライアル”では、好きなサーキットでベストタイムに挑戦したり、ほかのプレイヤーのゴーストカーと勝負したりすることが可能となっています。
まずは“グランプリ”で、ナイジェル・マンセルやアラン・プロストになりきってレースを満喫し、慣れてきたら“シナリオモード”や“タイムアタック”に挑戦。さらに“タイムトライアル”で苦手コースを克服したり、フレンドと勝負を楽しんだりする、というのがオススメの流れですね。
▲“F1 CLASSICS”では画面全体に、当時の空気感を再現するかのようなセピア色のフィルターが掛かっています。オプションでオン・オフが切り替えられる、ぜひ両方試してみてほしいです。 |
■伝説に名を残すドライバーたちの夢の競演が楽しめる!
F1の世界では、同じチームでも年によって搭乗するドライバーが違う、ということはよくあるもの。特に1980年代は、チーム間の移籍が今より盛んだったこともあり、翌年にはチームの陣容が丸ごと変わってしまうことも、ごく普通の出来事でした。本作では、登場するマシンの年式に合わせたオリジナル・ドライバー5人と、さらに各チームにゆかりのあるレジェンド・ドライバー5人が、“F1 CLASSICS”にて使用できることが現時点で明らかになっています。
●オリジナル・ドライバー
・アラン・ジョーンズ
・ナイジェル・マンセル
・マリオ・アンドレッティ
・中嶋悟
・ゲルハルト・ベルガ―
●レジェンド・ドライバー
・アラン・プロスト
・デイモン・ヒル
・エマーソン・フィッティパルディ
・ミカ・ハッキネン
・ミハエル・シューマッハ
レジェンド・ドライバーには、1970年代や1990年代に活躍したドライバーたちも含まれているので、“世代を超えたオールスター的なレースが楽しめる!”というわけです。彼らの詳しいプロフィールは、以前の記事をチェックしてみてください。
▲ナイジェル・マンセルとミハエル・シューマッハの、豪華ツーショット! レースで表彰台圏内に入ると、CGで再現された彼らの姿が見られる!! |