ソニーモバイルコミュニケーションズは、先日ベルリンで開催された「IFA 2013」で発表された最新スマートフォン「Xperia Z1」を国内で初披露するとともに、商品に関するプレゼンテーションを実施した。
Xperia Z1はソニーが見せる総合力の最初の一歩
発表会では、ソニーモバイルコミュニケーションズ代表取締役社長兼CEOの鈴木国正氏が登壇。Xperia Z1について、ソニーの総合力が入っていると説明。音楽や動画がローカルだけではなくクラウド上でシームレスで伝わる独自アプリケーション「サービス&アプリケーション」、画質や音質といった基本的な技術である「コアテクノロジー」、ユーザー目線で機器間の連携が簡単にできるワンタッチオペレーションをスマートフォンを軸に強化する「エコシステム」。これらは同社が色々な製品を作ってきたからこそ実現しうるソニーの総合力だと強調した。その最初の一歩がXperia Z1だという。
また、カメラからくるソリューション全体をしっかり作り込んでいるのがXperia Z1とし、「カメラからスマホを再定義する」と解説した。Xperia Z1は、カメラ機能にもっとも力を入れており、有効画素数は約2070万画素、裏面照射型のCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」のほか、画像処理エンジンには「BIONZ for mobile」やF値2.0の「Gレンズ」を採用している。イメージセンサーのサイズは1/2.3型と一般的なコンパクトデジカメと比べてもほとんど遜色ない仕上がりなのが最大のウリとなっている。
ディスプレーにはTVで採用している「トリルミナスディスプレイ」をスマートフォンに最適化した「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用。また、画像を分析し、荒くなっている画像を復元することで、精細に映し出すことができる「Reality for mobile」を搭載した。これにより、例えばYouTubeを視聴する際に、解像度が荒い動画でもシャープに視聴できるという。
Xperia ZとXperia Z1のスペック比較表 | ||
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Xperia Z | Xperia Z1 | |
メインチップ | APQ8064 1.5GHz クアッドコア | MSM8974 2.2GHz クアッドコア |
防水、防塵 | IPX5/7、IP5X | IPX5/8、IP5X |
電池容量 | 2330mAh | 3000mAh |
ディスプレー | 5.0型、1080×1920(フルHD)“Reality Display” | 5.0型、1080×1920(フルHD)、“トリルミナスディスプレイ for mobile” |
NFC | ○ | ○ |
カメラ(Main/Sub) | 約1310万画素/約220万画素 | 約2070万画素/約220万画素 |
メモリー | RAM2GB/ROM16GB | RAM2GB/ROM16GB |
OS | Android 4.1 | Android 4.2.2 |
映像出力ポート | MHL | MHL |
サイズ/重量 | 139mm×71mm×7.9mm/146g | 144.4mm×73.9mm×8.5mm/170g |
Xperia Z1は、14日~29日の期間に銀座ソニービルにてタッチ&トライイベント「Xperia Z1 Japan Premiere」が実施される。手に取って体験できるほか、サービスと連携した使い方提案、豊富なアクセサリー製品を展示なども行なわれる。開場時間は11時~19時で入場料は無料。