ユーザー・インターフェースとしてのジェスチャー操作といえば、マイクロソフトのKinectや任天堂のWiiを思い浮かべる。しかし、今後はゲーム機に限らず、ジェスチャー操作に対応したデバイスの増加を予感させる動きが海外で相次いで報じられた。
米メディアのシーネット(CNET)はイスラエルメディアのジークタイム(GeekTime)をソースとした記事で、米インテルがイスラエルのジェスチャー技術企業のオメック・インタラクティブ(Omek Interactive)を買収したと報じた。オメック・インタラクティブは、10cmの距離で手のひらの動きからデバイスやアプリを操作できる技術「Omek Grasp」や、身体全体の動きに応じる技術「Omek Beckon」を開発している。
米メディアのテッククランチ(TechCrunch)も同様の報道を行っているが、さらにイスラエルメディアのカルカリスト(Calcalist)をソースとして米アップルの動きも伝えている。Kinectに採用されているジェスチャー技術を開発したイスラエルのプライムセンス(PrimeSense)を買収しようとしているという。
米アップルによるプライムセンス買収が実現すれば、iPhoneやiPadをはじめ、Apple TV、腕時計型デバイスiWatchなどにもジェスチャー操作が導入されるかもしれない。あるいは、ジェスチャー操作に合わせたデバイスが新たに開発されるのか。今後の動きに注目したい。
