レノボ・ジャパンは3月12日、コンシューマゲーミングPC市場に本格参入。その第1弾として「Erazer X700」を3月15日に発売する。1月のCESでも公開された製品。バイオハザード6、シムシティーなどの推奨マシンとなっている。
Erazerはレノボが買収したドイツMedionが開発した製品。ヨーロッパ市場、中国市場に続き、国内でもオリジナルの仕様に変更して提供する。現時点では1モデルのみだが、今後ラインアップを拡充していくという。
特徴的な外観は、中世騎士の鎧をモチーフにしたもの。ブルーLEDが内部や前面下部を照らしており、未来とのつながりを象徴的に表現しているという。特徴は本体上部に用意したオーバークロック専用ボタン。ここを押すと“Erazer Control Center”と名づけられた専用ユーティリティーが起動する。BIOS画面などに降りることなく、CPU倍率の変更が可能で、CPUの最大性能が手軽に引き出せる。同社ではこの機能を“OneKey Overclocking”と呼ぶ。
同ユーティリティーを使用した範囲内のオーバークロックであれば安定した動作を保証するという。設定では全コアを最大4.3GHzで動作させられる。
CPUなどの冷却には水冷を採用。本体前面にはホットスワップ可能な3.5/2.5インチ対応ベイや29-in-1のカードリーダーを装備する。また4基ある筐体内部のシャドウベイもツールレスで抜き差しが可能。本体上部にUSB 3.0端子などを用意しており、床に置いた状態での使い勝手にも配慮している。7.1chサラウンドにも対応する。
バイオハザード6の推奨認定マシンは、1920×1080ドットで60fpsが出る点が指標のひとつ。公式ベンチマークは実際のゲームよりもシーンによっては5倍の高負荷となっているが、本機は7000オーバーのSランクとなっており、快適な動作が可能だという。
ディスプレーやキーボードなどは本体に付属しないが、これはサードパーティー製品の購入が前提になるという判断からだという。推奨認定取得の際に利用したアイ・オー・データ機器のディスプレー「MF274XBR」「MF234XPBR」に加え、マッドキャッツのゲーミングパッド、キーボード、マウス「MLGプロサーキット コントローラー for Xbox 360」「S.T.R.I.K.E.7」「M.M.O.7」などと組み合わせた店頭プロモーションも実施するそうだ。
レノボでは、Erazer X700の販売を記念して、同製品を購入し、キャンペーンに応募したユーザーのうち先着100名に、3月22日(金)販売開始のPC版「バイオハザード6」と外付けHDD 1TBをプレゼントするキャンペーンを実施する。
Erazer X700の主なスペック | |
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製品名 | Erazer X700 |
価格 | オープンプライス(予想実売:17万円前後) |
CPU | Core i7-3820 (3.6GHz) |
メモリー | 8GB(最大16GB) |
ストレージ | 1TB HDD (7200rpm) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX660 (1.5GB) |
ディスプレー | - |
インターフェース | USB 3.0×3、USB 2.0×7、DVI×2、DisplayPort、HDMI、Gigabit Ethernetほか |
カードスロット | 29 in 1メディア・カード・リーダー |
OS | Windows 8(64ビット) |
