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携帯トップのSamsungがエントリー携帯も強化、Nokia対抗

2013年02月15日 18時00分更新

文● 末岡洋子

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 Samsungは2月14日、最新の携帯電話ブランド「REX」と、同ブランドの携帯電話4機種を発表した。Androidを搭載する「GALAXY」シリーズとは異なりJavaをベースとした独自OSを利用、途上国市場向けに価格と機能のバランスを取ったフィーチャーフォンを投入する。

 REXは基本的なモバイル機能を備え、同時にインターフェースや外見をスマートフォンに近いものとしている。Samsungでは、全ての人が次世代のモバイル体験にアクセスできる“スマートなフィーチャーフォン”と称しており、同社モバイルコミュニケーション事業トップのJK Shin氏は、「急速に成長する市場向け」と位置づけている。

携帯電話市場でトップに立ったSamsungはまだまだ手を緩めない。途上国市場で好調なNokia「Asha」シリーズに対抗したスマートフォン風ケータイをリリース。GALAXYシリーズのイメージを継承している

 具体的な製品としては、「REX 90」「REX 80」「REX 70」「REX 60」の4機種を発表している。すべてテンキーを配していないフルスクリーンタイプで、タッチによる操作を用いる。インターフェースはGALAXYでも利用している「Touch Wiz」を採用、アイコンからSNS、天気などのアプリケーションにアクセスできる。ブラウザーは「Opera Mini」を搭載し、高速なウェブブラウジングを楽しめるという。Samsungのチャットアプリ「ChatOn」もバンドルする。1台で会社用と私用の両方に利用できる「Dual SIM Always On」などの特徴もある。利用できるSIMは最大5つまでで、再起動なしにスイッチできる。

 最上位となるREX 90の場合、3.5型のHVGA画面を搭載、カメラは3.2メガピクセル。メモリは10MBで、microSDカードにより最大32GBまで拡張できる。通信方式はEDGEに対応し、無線LANやBluetoothもサポートした。USB 2.0も利用できる。

 途上国市場向けでは現在Nokiaの「Asha」シリーズが好調であり、同社は第4四半期930万台のAshaを売り上げたとしている。AshaはNokiaのローエンド向け「Series 40」を土台としたもので、フルスクリーン、QWERTYキーボードなどのフォームファクタで展開している。Nokiaは2月12日、デュアルSIM対応の「Asha 310」を発表している。

こちらはNokiaの「Asha 310」


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