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秋葉原のショップブランドPCで秋の夜長は快適ゲーミング! 第1回

これでゲームもバリバリ!? パーツショップPCを比較【約12万円編】

2012年09月18日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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 国内オンラインRPGの金字塔「ファンタシースターオンライン」の続編となる「ファンタシースターオンライン2」やヤリコミ要素満載で中毒者続出中の「Diablo III」など、注目ゲームが続々と登場している。
 そんな話題のゲームの多くは、美麗でリアルな描画で思う存分楽しみたいところだが、高描画&高解像度での快適なプレイには、それなりの環境が必要になってくる。

話題のゲームを快適にプレイできる人気のショップブランドPC(PSO2推奨モデル)を6製品紹介していこう

 自作PCならプレイするゲームや予算に応じて組み立てられるが、搭載パーツの選定からPCの組み立て、OSインストール、そして安定動作のチェックなど、意外と手間暇かかってしまうもの。今回はそんな、手間と時間を節約しつつ、話題のゲームを快適にプレイできる人気のショップブランドPCを6製品紹介していく。予算にあわせて、秋の夜長に最適なゲーミングPCをゲットしよう。

ショップブランドPCの現状

 すっかりメーカー製PCは、ノートPCが主流だが、やはり快適なゲーミングにはビデオカードを別途搭載するデスクトップPCがベスト。DELLやAcerといった海外メーカーなら、デスクトップPCも豊富だが、ゲーム向けPCのラインアップは、自作PCパーツショップなどが手がけるショップブランドPCのほうが充実しており、ゲームタイトルごとの推奨モデルも数多く登場している。

ショップブランドPCを扱うパソコン工房秋葉原本店。当日持ち帰りできる即納モデルも豊富に用意している

 ショップブランドPCは、そのカスタマイズ性の高さも大きなポイントだ。DELLやAcerなどのPCも注文時にカスタマイズは可能だが、その幅はショップブランドPCには及ばない。ショップによっては、マザーボードのメーカー選択やSSDによる高速化、さらにはCPU冷却に水冷の搭載といったカスタマイズも可能になっている。もちろん、カスタマイズ内容に応じた納期は必要になるが、多くは1週間以内には出荷が可能になっている。

フェイスのカスタマイズ項目。OSのエディションや「Office」の有無からCPU、メモリー搭載容量など、メーカー製BTOマシンよりも細かく各項目をカスタマイズ可能になっている

 なお、保証やサポート面が心配になるユーザーも多いと思うが、その点も問題なし。自作PCは組み立て時から、すべてを自分で解決しないといけないが、ショップブランドPCはメーカー製PCなどと同じく、1年間保証が付属し、電話によるサポート窓口なども備えている。
 自作PCパーツと同じカスタマイズ性と同等の性能を備えつつ、安心の保証とサポート、そして組み立てなどの手間が不要なショップブランドPCは、仕事や家庭で忙しい人や、高性能な自作PCは欲しいけど、自分で組むのはちょっと不安という人などに最適といえる。

自作PCだと、液晶との接続に悩むことも多々あるが、ショップブランドPCでは、未使用の出力ポートにカバーがついていることも。こういった細かい配慮もショップブランドPCならではだ

 今回は、秋葉原はもちろん、通信販売で日本全国どこからでも購入できる定番ショップの「ファンタシースターオンライン2」(以下PSO2)推奨モデルを6台選択。9万円を切る手ごろなモデルから12万円台の高性能ビデオカード搭載モデルまで、その3D性能やカタログスペックからは、見えづらい拡張性や消費電力などを、ASCII.jp編集部視点で徹底チェックしていこう。

最新ゲームの代表「ファンタシースターオンライン2」に必要な環境は?

「ファンタシースターオンライン2」動作スペック
OS Windows 7/Vista(64/32ビット版)、Windows XP(32ビット版)
CPU Core 2 Duo E6300以上(デュアルコア 1.86GHz以上)
メモリー 2GB以上(Windows 7/Vista)、1.5GB以上(Windows XP)
HDD空き容量 8GB以上
ディスプレー 1280×720ドット以上
ビデオカード GeForce 7800GTもしくは同クラスのビデオカード以上
サウンドカード DirectSound対応カード(DirectX 9.0c以上)
DirectX DirectX 9.0c以上
インターネット接続環境 ブロードバンド環境(光ファイバー、ADSLなど)

 「Windows XP」環境でも動作するだけあって、動作スペックや描画負荷は軽めとなるPSO2だが、主流の1920×1080ドットの高解像度、最高描画の設定で快適に遊ぶなら、最新スペックを備えるショップブランドPCの推奨モデルが安心、確実だ。
 ちなみに、各ショップブランドPCの性能計測は、CPUをMAXON社「CINEBENCH R11.5」(http://www.maxon.net/ja/home.html)。ビデオカードをセガ「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版」(http://pso2.jp)に備わっているベンチマーク機能を使って測定している。ともに無料でダウンロード可能だ。今使っているPCとの比較も容易に行なえるので、是非試してもらいたい。

CPUベンチマークの定番ソフトの「CINEBENCH」。3Dグラフィックのレンダリングを行なうことで、CPU性能を計測。独自の数値で表す

PSO2の快適度をスコアで表示する公式ベンチマーク。スコア2000~5000で標準的な動作が見込める

 なお、PSO2のベンチマーク実行時は、ゲームの快適度のチェックに欠かせないフレームレート(以下 fps)も計測している。fpsは、動画やゲームの表示時に、1秒間に何枚の画像を表示しているかを表し、数値が大きいほど描画は滑らかになる。PSO2に限らず、平均fpsが60fpsを超えていれば、スムーズな描画でゲームをプレイすることが可能だ。

フレームレート(fps)の目安
60fps以上 非常に滑らか
40~60fps かなり快適
30~40fps 快適プレイの境界線
20~30fps 若干カクつくことも
~20fps 多くのシーンが紙芝居状態

 PSO2の公式ベンチマークもfpsの表示を行なうが、ここではゲーム画面の静止画や動画、fpsのログ保存などができるツール「Fraps」(http://www.fraps.com)を使用して、ベンチマーク中(60秒間)の最高(Max)、平均(Avg)、最低(Min)fpsを記録。数値を抽出してグラフ化している。
 数値が最も良い最高(Max)のfpsは負荷が低い状態になるため、ゲームの快適度を見るには、平均(Avg)と最低(Min)のfpsの数値が重要。ともに60fpsを超えていれば、多数のエフェクトが飛び交うシーンなどでもカクつくことなく快適にプレイできる。

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