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ネットショッピングで重視するのは「信頼性」と「価格」

2012年05月30日 16時30分更新

記事提供:ITソーシャルニュース

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TradeSafe(東京都千代田区、岡本高彰社長)がネットショップのユーザーを対象に実施した意識調査で、ユーザーが買い物をする際に、「信頼性」が「価格」と並んで極めて重視されているとの結果が出た。ネットショッピングは、リアル店舗より安いことが多く価格比較もしやすいことから利用者が増加し続けているが、サイトの信頼性を高めることがさらなる普及において必要不可欠と言えそうだ。

TradeSafeは通販サイトの第三者認証サービスを提供する企業で、国内法令に沿ったサイト表記や実在確認などを審査している。同調査は、安心して買い物ができる国際基準認証であるトラストマークの認定店舗(約300店舗)で購入者に自動送付される「あんしんサポートメール」でアンケートの協力を呼びかけ、1177件の回答を集めた。アンケートの特典を設けず、実際の購入者が、購入直後のタイミングで回答するため、信憑性の高いデータが集まっている。「買い物する時に重視することは」との質問に対して最も多かった回答が「サイトの信頼性」66.4%で、次いで「価格の許容性」が64.7%。「商品の魅力度」47.9%や、「消費者の声・口コミ情報の有無」31.1%、「購入手続きの簡便性」30.4%などの他回答に較べて「価格」と「信頼性」は圧倒的に高かった。

「ネットショップで買い物をする際に重視することは何ですか?」(複数回答可) n=1177
ネットショップで買い物をする際に重視することは何ですか?

「今回購入したECショップには、どこから訪問しましたか?」 n=1177
今回購入したECショップには、どこから訪問しましたか?


信頼を求める人が6割を超えたのは、顔の見えないネットショッピングの不安感があるためだと考えられ、同社は「今後安心感を高めていくためには、トラブル時の補償制度など業界をあげた取り組みが必要」と見ている。

また同調査では、男性は価格比較サイト経由で、女性はメルマガ経由で購入した人が多いという男女の違いなども出た。利用者だけでなく運営側も増加の一途をたどるネットショッピング業界では今後の競争激化も予想されている。運営者は信頼性向上とともに、消費者ごとの特性に応じたきめ細かなマーケティングやネットショップづくりなどへの取り組みが必要となる。

問い合わせはTradeSafe 03-5745-3888
ホームページ http://www.tradesafe.co.jp

(取材・記事:福坂由美子)

安心して買い物ができる国際基準の認証であるトラストマークの認定店舗(約300店舗)での購入者に自動送付される「あんしんサポートメール」でアンケートの協力を呼びかけています。

アンケートの特典を設けず、
実際の購入者が、購入直後のタイミングで回答するため、信憑性の高いデータが集まります。

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