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ASUSTeK「ENGTX460 DirectCU/2DI/1G/FF14」

推奨グラボで快適FFXIVライフを! FINAL FANTASY XIV初回生産分同梱版が登場!

2010年09月18日 11時30分更新

文● 宇野 貴教

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 ASUSTeKの「ENGTX460 DirectCU/2DI/1G/FF14」は、NVIDIAのハイミドル向けGPU「GeForce GTX 460」を搭載したミドルレンジビデオカードだ。GeForce GTX 460は2万円前後の価格帯のビデオカードとしてはかなりパフォーマンスが高く、自作ショップでもかなり人気のモデルとなっているが、本製品はライバル製品との差別化を図るために独自要素を搭載しているのが特徴だ。

FINAL FANTASY XIV推奨認定ビデオカードのASUSTeK製「ENGTX460 DirectCU/2DI/1G/FF14」。実売価格は3万980円前後

【製品情報】
http://www.unitycorp.co.jp/asus/vga/nvidia/pciex/engtx460_directcu_2di_1g_ff14/

 そのなかでも、大きなアドバンテージになっているのが、スクウェア・エニックスからFINAL FANTASY® XIV(以下FFXIV)の推奨認定を受けている点だ。パッケージはFFXIV仕様になり、Windows版 「FINAL FNATASY XIV初回生産分」のクライアントソフトも同梱されている。
 通常のGeForce GTX 460カードはビデオメモリ768MB版と1GB版の2種類が存在するが、本製品は1GB搭載しているため、最新の3Dゲームをプレイする上でパフォーマンス向上に繋がるだろう。さらに、冷却機構に「DirectCUクーラー」を搭載することで、リファレンスモデルよりも冷却効率が20%アップするとアナウンスされている。実際にDirectCUを見てみると、3本の巨大なヒートパイプが直接GPUに当たる仕組みで、ヒートシンクもかなり巨大だ。ファンノイズもかなり抑えられており、アイドル時の回転音はほとんど気にならないレベル。高負荷時は回転数が上がるが、ノイズは低めに抑えられている。パフォーマンスと静音性の両方を必要とするユーザーにはかなりオススメのモデルと言えるだろう。

ビデオカードは2スロット占有タイプ。カバーに覆われているが、かなり大型のヒートシンクであることがわかる。外排気タイプでないのが残念だが、逆に考えるとそれほど熱を排出しないということかもしれない

電源コネクタは6ピンタイプを2基使用する。コネクタを差す方向は、拡張スロットの反対部分から。ヒートパイプが近くにあるが、特に障害にはならない

かなり極太で長いヒートパイプが3本伸びている。これらはGPUのヒートスプレッダに直接接触し、高効率の排熱を実現する。これが「DirectCUクーラー」の仕組みだ

ビデオカードの付属品一覧(FFXIVクライアントソフトを除く)。カードのコネクタがDVI2基なので、DVI-HDMIとDVI-Dsub15ピン変換コネクタが付属する。中央下にあるオマケのマウスパッドが、なかなか高級感があってうれしい

製品にはFFXIV初回生産分が同梱されている。スキル成長速度がアップするゲーム内アイテム「ガーロンドゴーグル」が初回生産分特典として付いてくるのもポイントだ

まずはベンチマークで性能チェック

 このカードでFFXIVをプレイしないことは考えられない。そこで、執筆時点でオープンβテスト中のFFXIVをプレイし、ゲーム中の快適さをチェックしてみた。まずはプレイの前にFFXIVオフィシャルベンチマークソフトの実行結果を見てみよう。

テスト環境
CPU Intel「Core i7-870」(2.93GHz)
マザーボード ASUSTeK「P7P55D-E EVO」(P55 Express)
メモリー Corsair「TW3X4G1333C9A」(DDR3 PC3-10666 2GB 2枚組)
ビデオカード ASUSTeK「ENGTX460 DirectCU/2DI/1G/FF14」(GeForce GTX 460)
HDD Seagate「ST3160812AS」(SATA 160GB)
電源 Thermaltake「Toughpower QFan 650W」(650W)
OS Windows 7 Ultimate(32bit)

使用したマザーはASUSTeKの「P7P55D-E EVO」。SLIやCrossFireXをサポートし、USB3.0と6GbpsのSATAポートを備える。給電回路も12+2フェーズと強力だ。実売価格は2万円前後

同マザーには8レーン、8ポートのPCI Express 2.0ブリッジチップを搭載。このチップがUSB3.0とSATA3の帯域不足を補う

「FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK」(単位:Score) Better→

FINAL FANTASY XIV 動作目安
8000~ 非常に快適 非常に快適に動作すると思われます。お好みの設定でお楽しみください。
5500~7999 とても快適 とても快適な動作が見込めます。描画クオリティを高めに設定しても、とても快適に動作すると思われます。
4500~5499 快適 快適な動作が見込めます。描画クオリティを高めにしても快適に動作すると思われます。
3000~4499 やや快適 標準的な動作が見込めます。余裕が有れば描画クオリティの調整をお勧めいたします。
2500~2999 普通 標準的な動作が見込めます。
2000~2499 やや重い ゲームプレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなりますので、その場合はコンフィグにて調整する事をお勧めいたします。
1500~1999 重い ゲームプレイは可能ですが、全体的に動作が重く感じられます。コンフィグで調整をした場合でも、あまり改善は見込めません。
1500 未満 動作困難 動作に必要な性能を満たしていません。

 スコアはGeForce GTX 460としては標準的な数値。Lowでのスコアは「快適」にプレイできるスコアだが、High(1920×1080ドット)のスコアは「普通」に位置し、FFXIVはかなり負荷の高い3Dゲームということがうかがえる。

(次ページへ続く)

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