このページの本文へ

BingとBing導入テストのYahoo! Searchの検索結果の違いは?

2010年07月22日 06時30分更新

記事提供:SEMリサーチ

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

米Yahoo!とMicrosoftが各社の公式ブログで明らかにしているように(関連記事)、カナダ・米国のYahoo! Searchのトラフィックの1/4を対象にしたBing移行テストが実施されている。このテストユーザになった場合、検索結果UIは従来と変わらないがランキングはBingのアルゴリズムサイト検索技術に基づいたものが表示される。

今回は、Bing移行テストのYahoo! Search画面を確認することができたので、Bingとの相違点や類似点について簡単にまとめておく。

・両者の検索順位は全く同一

・キーワードのヒット件数は、BingとYahoo!で異なるケースが多々あり

・ブレンド検索は挿入箇所に違いあり

・ローカルや画像など、Yahoo!プロパティから引用しているデータなどは当然Bingと異なる

・Bingの左側に表示される関連検索やクイックタブ(カテゴリ)は、Yahoo! Search上では表示されていない。Yahoo!独自の絞り込み機能が表示される

・Bing自然検索で表示される、主要なディープリンクを一覧表示するサイトリンクはYahoo! Search上では一切表示されない

・Yahoo! SearchMonkey(日本名:Yahoo!検索プラグイン)は表示されない。これは移行テスト中で準備が出来ていないために表示されていないのであり、将来消滅することを示唆しているわけではないと考えられる(Microsoftの氏はインタビューでSearchMonkeyをBingに統合する考えがあることを1年前に表明しているが、決定はしていない)

・リスティング広告は、ジオターゲティングにより日本からは広告が表示されないため、Yahoo!とMicrosoftの違いを確認できず


以上、公式発表通り、あくまでBingは検索のバックエンド技術として、私たちユーザが目にするUIはYahoo!が独自にコントロールという状況です。

Web Professionalトップへ

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています