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Evernoteの3ヵ月有料版がソースネクストから発売

2010年06月15日 16時47分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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Evernote スターターパック

Evernote スターターパック

 ソースネクストは15日、米Evernote社と提携し、人気のドキュメント管理サービス「Evernote」のパッケージ版「Evernote スターターパック」を発売すると発表した。3ヵ月分のプレミアム会員権が付属する。価格は1500円で、発売日は7月2日の予定。

Evernote CEOのフィル・リービン氏

「Evernote スターターパック」を手にするEvernote CEOのフィル・リービン氏

 Evernoteはプラットフォームを問わないクラウドベースのドキュメント管理サービスとして人気を集めている。米国初のサービスですでに350万人を超える会員を集めているが、日本での利用も盛んで、すでに35万人の会員がいて米国に次ぐユーザー数だという。

 Evernoteは無料でも利用できるサービスだが、有料のプレミアム会員には、同期できるファイル形式の制限がないほか、月間のアップロード容量制限や1ノート当たりの容量制限が緩和されるといった特典がある。Evernote スターターパックには3ヵ月分の会員権が付属しており、即座にプレミアム会員としてEvernoteを利用できる。

無料会員と有料会員の機能の違い

無料のスタンダード会員と有料プレミアム会員の機能の違い

 また、Evernoteのプレミアム会員の会費支払いは、オンラインでのクレジットカード決済に限定されている。一方、Evernote スターターパックはあくまでパッケージ製品であるため、カード決済だけでなく、現金や代引き払いなど、パッケージソフト購入と同じ決済手段を利用でき、有料利用の敷居が低くなった。

 パッケージには3ヵ月分のプレミアム会員権(シリアルコード)、Evernoteへのリンクや解説本「Evernote ハンドブック」のPDF版(1、2章のみ収録)が収録されたCD-ROMが含まれている。価格は1500円なので、クレジット払いのサービス利用料5ドル/月(1年間契約の場合は45ドル)とほぼ同等のコストとなっている。3ヵ月がすぎた後は、Evernoteのクレジットカード決済で有料会員を継続することもできるし、クレジットカード以外の決済を希望するなら、再びパッケージ製品を購入してシリアルコードを入力することで、有料会員費の支払いが可能となる。

 同日開催された記者説明会の中で、ソースネクスト社長の松田憲幸氏は、今後のEvernoteとの連携にも意欲を見せた。同社の既存ソフト、ウイルスセキュリティや葉書作成ソフトなどと、Evernoteのドキュメント管理を連携させるというコンセプトを示した。

ソースネクストのアプリケーションとEvernoteのサービスを連携

ソースネクストのアプリケーションとEvernoteのサービスを連携する構想も示された


iPad版の超字幕も披露

 ソースネクストはすでにiPhone版のアプリケーションを提供しているが、iPad向けアプリケーションの提供も表明した。松田氏は説明会にて、開発中のiPad版「超字幕 Discovery」を披露。年内に多数のiPad版アプリケーションを提供するとしている。

ステージ上でiPad版の「超字幕 Discovery」を披露する松田氏。Windows版と同様に動画と同期して英文が表示されている

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